「就活で有利になるから」「昇進にために必要だから」「英語学習のバロメーターとして」・・・等々、このような理由でTOEICを勉強している方は多いと思います。

また、TOEICに関する本も多く出版されていますし、TOEIC対策を掲げる塾なども多くなってきました。

しかし、その一方でTOEICに関する本をたくさん読んでも塾や専門学校などでTOEIC対策講座を受けてもスコアがなかなか上がらないという方が多いというのも事実です。

そこで、多くの方のTOEICの現場を分析すると共に学校の英語学習の問題点を指摘し、どうすればTOEICのスコアをあげられるのかを述べていきたいと思います。

まず、多くの方はリーディングが苦手だという事実から始めます。

TOEICのリスニングとリーディングの比較

以下の表をご覧ください。

リスニング リーディング トータル
第225回 317.4 259.7 577.0
第226回 325.7 261.6 587.2
第227回 327.0 262.3 589.3
第228回 315.1 254.1 569.2
第229回 314.8 261.1 575.8

これは最近のTOEICのスコアのリスニングとリーディングの比較ですが、リーディングはリスニングに比べて、50点以上も低くなっているのが分かると思います。

日本人はリーディングが苦手という現実

リスニングとリーディングが開いている理由は、採点システムなどの内部の問題など色々とありますが、受け止めなければならない事実は多くの日本人はリーディングが苦手だということです。

多くの日本人は、中学・高校と最低でも6年間、大学も入れると10年近く英語勉強をしいます。その理由としてよくあげられるのは、文法や読解の練習ばかりをしていて、アウトプット(リスニングやスピーキング)の時間が足りていないということです。

しかし、これが全くのデタラメだということは上の表を見ると一目瞭然だと思います。

はっきり言って、多くの日本人が英語ができない理由はリーディングが出来ていないからです。

正直に言って、リスニングやスピーキングはリーディングがしっかりできていれば、アウトプットの訓練を少しすればだれでも直ぐにできるようになります。

なぜ英語が身につかないのか?

では、なぜ6年~10年間も英語を勉強しているのに英語が身につかなかったのでしょうか?

学校英語の問題点

まずは、学校英語の問題点から始めます。

教師自身の英語力が低い

まず、教師自身の英語力が低いということも挙げられます。

文部科学省が行った平成29年度「英語教育実施状況調査」が以下の通りです。

この図は、中学高校の英語担当教員の英語力を表したもので、中学校の英語教師の7割、高校の英語教師の3割5分がCEFR B2(英検準1級レベル)以下の英語能力だということを示しています。

これは英語教育の重要性が叫ばれだして、教師の英語力が右肩上がりになってい状況でのこの結果です。実際、たった3年遡った25年度は高校の英語教師の半分がCEFR B2(英検準1級レベル)以下=TOEICに換算すると780点以下だということです。

つまり、日本人の二人に一人は英語力が得意でない教師に英語を学んでいたということになります。これでは英語が身につくわけはありません。

教科書の問題

次に、教科書の問題があります。

英語の教科書は150~200頁程度しかありません。これを英語Ⅰと英語Ⅱで1冊づつ使うので、1年でわずか300~400頁つまり一般的な英語の参考書1冊ほどの内容しか学習しないことになります。6年間続けたところで参考書6冊分です。

正直なところ、1年で1冊というとてつもなく少ない量をいくら引き伸ばして、勉強したところで英語は絶対に身につきません。

さらに言うなら、言語学習というのは毎日少しずつ勉強していくよりも短期間で大量に勉強をするというのを繰り返したほうが身につくということはもはや認知言語学の常識です。

しかも、学校の教科書は先生が教えることを前提として作られているため、解説が非常に希薄で教科書だけで学習するということがほとんど不可能な代物です。つまり、一度つまずくと取り返すのが難しいと言えます。

これでは、英語が身につくわけはありません。英語を身につけるためには短期間でいいので一気に大量に知識を入れることが大切なのです。

学習法の指導がない

英語を身につけるにあたって、具体的な勉強法の提示がないことも大きな問題です。

先に上げたように英語教師自体が英語を苦手としているため、生徒に有効な学習法を提示することが出来ていません。

例えば、「たくさん聞けば、英語は聞き取れるようになる」とか「多読をすれば単語を覚えられ、ネイティブと同じように文章を読めるようになる」といった都市伝説的な指導をしている教師は少なくありません。

しかし、たくさん英語を聴いても発音を学んでいなければ意味がないですし、ある程度の語学力がある上級者以外は多読をするよりも精読のほうがいいことは今や英語学習の常識となっています。

こういった事実を知らずに学習法を提示されてもほとんど効果はないと言えます。

英会話教室のTOEIC対策講座の問題点

では、よくある「英会話教室のTOEIC対策講座」はどうでしょうか?

謳い文句を見ると、いかにもTOEIC対策講座を受ければ短期間でスコアが上がるような印象を受けますが、受講料が安くても7万円~8万円ぐらいはしますし、高ければ20万円・30万円を超えてきますので悩むところです・・・。

英会話教室のTOEIC対策講座の実情とは?

TOEICを専門的に教えているスクールでは、しっかりと戦略的に取り組んでおり、高いスコアアップ率を弾き出しているところもあります。

こういった所では、大学で英語教授法を取得したネイティブ講師や毎回TOEICで満点を出している講師が、試験での時間配分や、問題の優先順位、問題ごとの攻略法などを取り扱っており、必然的に授業の質も高くなります。

また、そういった学校では何人もの教師やネイティブ、アルバイトなどを使って毎回TOEICを受講し、テストを再現し授業に活かしている頃もあります(中にはイラストレーターを使ってPART1の写真まで再現してデータを取っているところもあるみたいです)。

こういったスクールであれば、高額ですが参加していただければ、スコアアップがグンと身近になるでしょう。

多くのTOEIC対策講座では・・・

しかし、残念なことに、多くの学校の授業では、「簡単に問題の概要・解き方などを説明する
」「練習問題を解かせる」「簡単な単語テストをする」といった事を繰り返すだけにとどまっています。

「TOEICに特化している」「スコアを上げるための対策をとっている」と公言していても、実際は独学と大して変わりのない事をしているケースが多いのが実情です。

さらに言うなら、TOEIC対策講座を担当しているにもかかわらず、年に1・2回ほどしかTOEICを受けていない講師が大量にいるという事実もあります。

正直に言って、英会話教室のTOEIC対策講座の99%以上は独学よりも質が低いと言わざるを得ません。実際、TOEICの専門学校で信頼できる学校はごく一部だけといえます。

TOEIC リーディングのスコアを上げるために絶対意識するべきポイントとは?

では、一体どのように勉強していけばいいのかというと、次の2つのポイントが大切です。

  • 本当にTOEICを熟知した先生が書いたテキストを選ぶ
  • 忙しい中でもしっかり身につく勉強法を行う

あなたが、「次回こそはTOEICでハイスコアを取りたい!」と願っておられるなら、この2つのポイントを抑えて勉強することが大切です。

大切なので繰り返しますが、本気でTOEICで高得点をゲットしたいなら、TOEICを徹底的に分析した効率のよい参考書・問題集を選び、正しい勉強法をすることが何よりも大切なのです。

特にTOEICで出題される英語はビジネス英語なので、最低限そのことを分かっている講師がかいた参考書・問題集でないと大幅に勉強の効率が落ちます。

 

例えば、assumeという単語は学校(受験)英語では【仮定する・推測する】という意味で出題されますが、TOEIC(ビジネス英語)では、assume for any damages(いかなる損害に対しても責任を負う)など【引き受ける】という意味で出題されています。

他にもTOEICでは、meet the deadline[納期に間に合う]といったようなmeetの使い方やaddress a problem[問題に取り組む]というaddressの使い方・・・等々、ほとんどがビジネス英語での使い方になっています。

 

なので、TOEICの参考書や問題集を選ぶ時は最低でも英文がビジネス英語になっている物を選ぶ必要があります。

正しいやり方で信頼できる参考書を使って勉強をすれば英語は必ずできるようになりますし、TOEICに関しても正しいやり方で勉強をすれば、3ヶ月もあれば誰でも700点~800点は取れるようになりますし、半年もあれば900点を超えることも容易です。

このサイトでは、実際に多くの方がスコアを伸ばしている勉強や信頼できる参考書、スコアを上げるためのコツやテクニックなどを紹介します。

このサイトを最後まで読むことによって、目の前の霧が晴たようにTOEICで高得点を取るための道筋がはっきりと分かります。

もちろん、楽して簡単にスコアアップというような魔法のような方法はありませんが、全てが効果が実証済みの方法で短期間でスコアを上げることが出来ます。

それではまずは、TOEICの勉強をしていくにあたって、絶対に知って置かなければならない勉強法の基礎の基礎から紹介します。

 



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