「発音練習をしてもスコアが伸びない」
「語彙を覚えても音声についていけない。」
「解答テクニックドンドン先に進んでいってしまう。」

そういった悩みを抱えている方も多いと思います。

これは英語は聞こえているけれど、それを理解できる形に変換するための一時的な箱(ワーキングメモリ)が小さいために起こる現象です。

そこでこのページでは、そういった方のためワーキングメモリを鍛える(大きくする)方法を紹介したいと思います。

これから紹介する方法は少し怪しいですが、どれも効果が実証されているもので短期間でワーキングメモリを拡張することができますよ。

ワーキングメモリ

ワーキングメモリとは、認知心理学において、情報を一時的に保ちながら操作するための構造や過程を指す構成概念である。(Wikipediaより引用)

ワーキングメモリ ワーキングメモリをすごく簡単に言うと情報を一時的に保持しておく箱のようなものです。

右図で言うと青い箱がワーキングメモリです。

ワーキングメモリを鍛えるとは、この箱を大きくしてより
多くの情報を入れられるようにすることです。

リピーティング

まず、一つ目はリピーティングです。

リピーティングをすごく簡単に説明すると、英語を聞いたら、再生をいったん止めて、真似して声に出す方法です。

具体的は、

オバマ大統領就任演説

My fellow citizens:【ストップ】
(My fellow citizens:)
I stand here today humbled【ストップ】
(I stand here today humbled)
by the task before us, 【ストップ】
(by the task before us, )
grateful for the trust you have bestowed,【ストップ】
(grateful for the trust you have bestowed,)
mindful of the sacrifices borne by our ancestors.【ストップ】
(mindful of the sacrifices borne by our ancestors.)
I thank President Bush for his service to our nation, 【ストップ】
(I thank President Bush for his service to our nation, )
as well as the generosity and cooperation he has shown 【ストップ】
(as well as the generosity and cooperation he has shown )
throughout this transition.【ストップ】
(throughout this transition.

のように意味のかたまりやワンセンテンスを聴いた後に再生を止めて繰り返していきます。上の英文では青が自分が繰り返すところです。なお、英文は見ずに行います。

この方法は、ワーキングメモリを鍛えるのに最適です。

TOEICのリスニングは1回だけ読まれた英語に対して、3問の問題がある。これに対応するには、聴き取るだけでは不十分で、聞き取った内容をしっかりと覚えていないと回答することが出来ない。

なので、リピーティングでワーキングメモリを鍛えることは非常に重要といえます。ただ、先読みのテクニックを身につければ、ワーキングメモリを鍛えるトレーニングは最小限で済みます。

しかし、TOEICとは違い英文の流れる順に答えがない試験やTOEFLや英検のようにTOEICより明らかに長い英文が出題される試験では、ワーキングメモリを鍛えることは必須になります。

シャドーイング

二つ目は「シャドーイング」です。

シャドーイングとは、音声を聞いた後、2~3秒遅れて復唱するトレーニングです。

シャドーイングの効果としては、ワーキングメモリの強化はもちろんのこと英語独特のイントネーションリズムも身に付けることが出来ます。また、リピーティングに比べて、負荷が少ないため、初心者の方でも取り組みやすいトレーニングと言えます。

シャドーイングで効果を出すポイントとしては、必ず音声を聞いた後に少し時間を開けてついていくということです。音声を聞きながらすぐに付いていくとワーキングメモリの強化につながらないので注意が必要です。

このトレーニングで更に効果を強化する方法としては以下のものがあります。

夜のピクニック学習法

これは、夜に歩きながらシャドーイングを行う方法です。

夜(暗闇)に行う理由は、人間は暗くなると五感が研ぎ澄まされて集中力が上がるからです。また、歩くことで全身の血液が循環されて長時間勉強が続けられるのに加えて、歩くことで一定のリズムが生まれ、記憶の定着率が上がるからです。

実際にユダヤ人が数千ページにもわたる教典を覚える時は体を前後に揺らして一定のリズムを刻んで覚えるという方法を行っています。

とにかく、歩きながらシャドーイングをすることは色々な複合効果によって、絶大な効果があることが分かっています。

都会に住んでいて夜に歩くことが出来ないという人は部屋を暗闇にしてグルグル歩き回りながらシャドーイングを行ってもOKです。ただ、外を歩きながら行ったほうが効果は高いと言えます。

リピーティングやシャドーイングはTOEICの教材でもすることができますが、専用の書籍を使うとスムーズに行うことができます。おすすめの教材は「英語リプロダクショントレーニング ビジネス編」です。

この教材は音声がリピーティング用、シャドーイング用など分かれているためいちいち自分でテープを止めることなくトレーニングをすることが可能です。また、素材もTOEICに頻出のシチュエーションばかりなので無駄なく学習することが可能です。


ここからはワーキングメモリとは少し関係がないですが、リスニング力をアップさせる有効な方法を紹介します。

ディクテーション

ディクテーション」とは、「英語の音声を聴いて、それを一語一句書き起こしていく」というトレーニングです。基本的な方法としては、一回全文を聴いた後に、一文づつ音声を止めながら書き起こすという方法で行います。

ディクテーションは聴いた音声を文字に書き起こさないといけないため、通常よりも高い集中力が必要となります。また、リピーティングはシャドーイングなどと比べても細かな前置詞や冠詞なども聞き取らなければならないためより効果を発揮します。

さらに実際に自分が聞けている英語がはっきりと分かるため自分のリスニング力のチェックにも最適です。

一方で、単純に英語の音を捉える能力だけでなく、リエゾンの知識や語彙力、スペリング能力、なども関わってくるので非常に負荷が高い学習法といます。

その分効果も非常に高いですが・・・

正直なところ、書籍などを使ってディクテーションを行うと挫折することは必至なので、スマフォのアプリやPCのソフトを使って行うことをオススメします。

TOEICを学習されている方は、「スタディサプリのTOEICテスト対策」コースのディクテーションパートを使うことをオススメします。

こちらはTOEICの素材を使ってディクテーションができるのに加えて、キーボードでタップしていく方法なのでわざわざ書き起こす必要がなく、寝ながらでも可能です。

さらに、ヒント機能などもあり、候補となるアルファベットが限定されるので、単語のスペルがうろ覚えでもドンドンとこなしていくことができます

耳栓を使った発音トレーニング

最後は「耳栓を使った発音トレーニング」です。

これは耳栓をした上で、ヘッドホンをして発音のDVDを見ながら学習するという方法です。

耳栓をすることによって、自分から発せられた声が体内振動音として自分の中に響きます。この体内振動音は、記憶の深い(無意識)ところに刻まれやすいという特徴があり、学習の効率が急激にあがります。発音練習の期間を大幅に短縮した方におすすめの方法です。

※この体内振動音は、胎児が母親の体内で母親に語りかけられた時に聴いている音に非常に近いことが分かっています。

また、自分の声をしっかりと認知することが出来るので、教材の発音と自分の発音をしっかりと比べることが出来ので、発音練習の効果も上がります。

まとめ

さて、いかがでしたでしょうか?

このページでは、「TOEIC リスニングの伸び悩みの理由と解消する方法」を紹介しました。これであなたのリスニングのスコアの伸び悩みはなくなります。

それでは、最後までお読み頂きましてありがとうございました。