「英語が話せるようになりたい」

TOEICである程度のハイスコアをとれるようになったら、誰もが一度は思ったことがあると思います。現在、巷には簡単に英語が話せる様になると謳っている、英会話学校や英会話の教材などが溢れかえっています。

そして、多くの方が“どこかに本物の情報があるのではないか”と、淡い幻想を抱いているという現実があります。

ただ、本音を言うことが許されるなら、この英語教育という業界に出回っている情報の中で、本当に価値があると言えるものはほんの一握りです。もちろん、その他のもの全てが詐欺的というわけではありません。

しかし、現実には英会話学校や高額な英語教材に取り組んでもいくらたっても英語が話せるようにならないという事実があります。

ただ、それは当然のことなのです。一般的な英会話学校を例に取ってみると、1時間のレッスンを週2回というのが標準的ですが、これだと1年間で96時間にしかならないという計算になります。これを日に直すとたったの4日です。年に数十万払って英会話学校に行っても、たったの4日のレッスンにしかならないというのが現実です。

はっきり言って、どんな優れたメソッドを持っていたとしてもたったの4日で英語を習得することは不可能です。ただ、英会話学校が全く役立たずというわけではありません。この点については後述します。

では、どうやったら英語が話せるようになるのでしょうか?

それは、「正しい方法を知って、その方法を行う。」ただ、それだけです。

実際に英会話というのは正しいやり方さえ学べば、あなたも間違いなく話せるようになるものと断言できます。なので、このページで英語が話せるようになる方法を余すことなくお伝えしたいと思います。

この方法を使うことによって、

6ヶ月後には、

ネイティブとの会話は楽勝ー。

と、思えるようになります。

ただ、このページで紹介する方法は、結構な努力を必要とします。

その理由は、英語を話せるというのを”ネイティブとストレスなくコミュニケーションが取れる”つまり”ネイティブの言いたいことを理解した上で、自分の意見を主張できる”というふうに定義しているからです。

なので、ちょっと海外旅行するときに英語が話せたらいいなぁという方や2・3日海外出張に行く時に英語が必要という方には無用の長物になります。

そういった人は、簡単なフレーズ集を人使えば事足りますし、海外旅行に至っては日本人がよく行く観光地(ハワイやグアム等)は単語だけで会話が可能ですし、日本語が流暢な現地人も豊富なので、英語が全く話せなくても楽しむことが可能です。

この方法はある程度英語の基礎力がある人(TOEIC800点前後)を対象としていることを書いておきます。ただ、それ以下の方でもやる気があれば十分に実行可能です。

また、TOEICのTOEIC Speaking & Writingの対策法ではありません。TOEICのSpeaking & Writingはそれ専用のテスト勉強をしたほうが短期間でスコアを伸ばせます。

それでは紹介していきます。

英語が話せるようになる方法

日本人が英語を話せない理由として一番多く挙げられているのが日本人の英語の学習が「文法中心主義」になってというものです。これは、日本人が英語を話す時に「文法的に正しいか」ばかりを気にして、積極的に会話をしないということから来ています。また、赤ちゃんは子供の時に文法を習わないけど英語が喋るれるようになるといったトンデモ論(?)まで言われる事があります。

しかし、これは間違いです。

言語には習得可能時期(およそ13歳前後)があり、それを過ぎてから他言語を習得する場合は、その習得する言語を使っているネイティブが頭の中で無意識に行っている働き(文化的背景や語法などを含めた大きな意味としての文法)を一度は意識的に学習し、それを無意識のレベルに返すという作業をしなければ言語が習得されることはありません。

日本人が英語を話す時に「文法的に正しいか」ばかりを気にして、積極的に会話をしないという指摘は、それは学習で習った文法を無意識に落とし込む作業が欠如しているたためで、文法が身に付いていないから起こることであって、【「文法的に正しいか」ばかりを気にして】という指摘はズレているとしか言いようがありません。

なので、英語を話せるようになるためには、まずは英文法に取り組まなければなりません。

1.ネイティブが無意識に行っている働きを知る

そこで、まず一番最初にすることは無意識に行っている働きを知ることつまり英文法書を読むことから始めます。

このネイティブが頭の中で無意識に行っている働きを知るのにオススメな参考書は、「一億人の英文法 [ 大西泰斗 ]」「表現英文法 増補改訂第2版 [ 田中茂範 ]」の2冊です。

「1億人の英文法」はネイティブがどのように英文を組み立てているのかに焦点がおかれており、「表現英文法」はレキシカルグラマー(それぞらの語が持つ中心的な意味をベースに構成される英文法)を主体にネイティブの頭の中の構造が語られています。

この2冊は相反する説明もありますが、2冊両方を読んだときにこそその威力を発揮します。

ただ、読むと言っても2ヶ月や3ヶ月も掛けて読んだのでは全く意味をなしません。遅くとも1週間で読んで、次の週にはもう一つの方を読むという風にして、2週間で2冊とも読破する必要がある。そして、1ヶ月半を掛けて3周はしてほしい。

これをすることによって、頭の中にぼんやりとだが英語の構造のイメージが出来上がるはずである。そして、英語の構造がなんとなくイメージできるようになったら、今度はそれを使える形にして頭の中に叩き込んでいく。

そのためには、ある程度の英文を覚える必要があります。

2.よくばり英作文を死ぬ気で覚えろ

ある程度の英文を覚える必要があると書きましたが、ただ覚えるだけではダメで、それぞれの状況に応じたフレーズや構文、文法事項が意識することなく、口から出て来るようにしなければいけません。

そのためにすることは、信頼できる暗唱用例文を用意して、何度も練習しすらすらと口から出てくる状態までにするしかありません。

このプロセスを飛ばして、いくらネイティブと話したとしてもお金をドブに捨てるだけで全く効果はありません。

暗唱用例文は色々と発売されていますが、オススメなのは「よくばり英作文 [ 竹岡広信 ]」です。

この参考書はの魅力は「会話や英作文に必要な文法事項がもれなく詰め込まれていること」「日常生活に出てくるような実用的な表現の例文が盛り込まれていること」「日英米豪のコンサルタントのチェックを受けていること」など色々とありますが、いちばんは例文の解説がしっかりとしていることです。

ある程度の量の暗唱例文集(英作文の例文集)になると解説が1行2行となることが多い中、この参考書では、一つ一つの英文にしっかりとした解説と語句説明がついています。

また、前の文で説明したことであっても省略せずに、その文に必要だと思われる解説は繰り返しされています。なので暗記しているうちに重要なポイントがしっかりと染み込むんでいきます。

とにかく、英語を話せるようになろうと思ったら、この一冊を死ぬ気で覚えるのが一番の近道です。

よくばり英作文の覚え方

よくばり英作文の覚え方は、3×4回反復法という方法を使う。

やり方はとっても簡単で、1日の範囲を決めたら、その範囲を3回勉強するのを1日3回行って、次の日にもう1度3回行うという方法です。

具体的には1日に覚える範囲を20例文として、朝【20例文の解説を熟読し、音読する】というのをその場で3回繰り返し、昼にも同じことをし、夜にも同じことをする、そして、次の朝にも同じことをし、次の20例文に入っていくという方法です。

そして、2周目に入ったら今度は40例文ごとに同じことをしていきます。

もちろん、3周目は80例文に増やします。ただ、ここからは日本文を見てすぐに英文が出てくるものに関しては解説は読まなくてOKです。英文を一度だけ音読してドンドンと次に移っていきます。

4周目以降は100例文として、4日(よくばり英作文は全部で418文なのだが4日目だけは118例文勉強する)で1周できるようにする。

そして、すべての例文を完璧に覚えきれたら終了です。

3.話すための発音練習をする

以前、ネイティブ並の発音になる必要はないと書きましたが、それでもネイティブにストレスなく伝わるレベルの発音は身に付けておく必要があります。

そのためにはやはり、発音練習を繰り返すしか方法はありません。なので、文法学習と並行して発音練習をする必要があります。

発音を習得するには時間がかかるため、上の例文の暗記と並行して行います。

発音練習には聞けるようになるための発音練習と話せるようになるための発音練習の2つがあります。以前、このページで紹介したのが聞けるようになるための発音練習です。

すごく簡単に区別すると口の形と息の出し方を教えているのが聞くための発音練習で、ボイストレーニングなどの発声法が含まれているのが話すための発音練習です。

英語は日本語とは違う口の周りの筋肉を使ったり、腹式呼吸を使った強い息が必要になります。

なので、口周りの筋肉の強化や腹式呼吸や横隔膜の使い方などを覚える必要があります。

話すための発音練習本としてオススメなのは、「英語発音、日本人でもここまでできます。 [ 川合典子 ] 」です。

この本は、32歳まで海外で暮らしたことがない純日本人である著者自身がお手本となる発音やボイトレを行っています。

他の本はネイティブが発音を行っているものがほとんどなので、実際にそのメソッドが有効かどうかは証明できないですが、この本は著者自身が発音やボイトレをしているのでメソッドの有効性が確認できます。

この本の詳しい使い方は本の中にしっかりと書いてあるので割愛しますが、3ヶ月ほどのトレーニングでネイティブのような声質に近づけることが可能です。

ただ、このDVDは手作り感が満載なのに加えて、字幕がなく、個性が強いのでどうしても合わないという方もいらっしゃると思います。そういった方は値段が少し高くなりますが、しっかりと作り込まれていて、アメリカのプロのボイトレコーチが教えている「ネイティブ・スピーク」があります。

こちらは一つで英語の個々の発音からリエゾン、ボイトレまで完璧に学ぶことが出来ます。

なので、完璧を期したいという方はこちらがおすすめです。

4.長文の暗記をする

「よくばり英作文」の暗記が終わったら、次は長文の暗記に入っていきます。

長文暗記を暗記するのは、ある程度の量の会話でしか出てこない表現や英語の組み立て方を学ぶためです。

上で上げた「よくばり英作文」はあくまでも英作文の本なので、慣用表現やスラングなどはあまり載っていません。

そういったことを英語の長文を暗記することで補っていきます。

使うのは「知識と教養の英会話 [ クリストファー・ベルトン ]」です。

この本を使う理由は、大人が話す英会話の型を身につけるためです。

実際、

“How are you?” “Fine, thank you. And you?”

などが載っているテキストで勉強したところで何の訳にも立ちませんし、こういうお決まりの英語表現は暇な時に一冊パラパラめくるだけで十分です。

それよりも優先することは自分の考えをしっかりと伝えられるようになることです。

なので、こういった骨太の教材で学ぶことが必要不可欠です。

この本の使い方は非常に簡単で1つのスキットを100回音読したら次のスキットに移るという方法で全部を覚えれるまで繰り返します。

そして、すべての英文を暗誦出来るようになったら完成です。

5.オンライン英会話を使い倒せ

文法を無意識のレベルまで叩き込んで、発音練習をしっかりとこなし、英語の長文暗記が完成した後は、いかに多くネイティブと話すかに英語が話せるようになるかどうかはかかっています。

ただ、普通の英会話学校では、週2回で1時間だと一年たっても大体4日程(96時間)しか勉強をしたことにならないと書きました。

そこで、オススメなのがオンライン英会話です。

オンライン英会話の場合、教室の運営コストが掛からないことや教室を人件費の安い海外に置けるなどの利点があるため、人件費が抑えられて、かなり安い値段でレッスンを受けることが可能です。

また、通学の必要がなく、パソコンやスマートフォンなどがあれば自宅だけでなく、喫茶店やカフェ、外出先などいつでもどこでも受講が可能です。さらに教室によっては24時間対応しているところもあります。

その中でもオススメなのが「NativeCamp」です。

NativeCamp(ネイティブキャンプ)をオススメする3つの理由
    • 月額4,950円でレッスンが受け放題!!

オンライン英会話が一般的な英会話学校に勝っているのはその値段のやすさです。しかし、オンライン英会話学校でも上限があり、その上限数以上の授業を取ると追加料金が発生する仕組みになっています。しかし、このNativeCamp(ネイティブキャンプ)は追加料金なしで何度でも授業を受けることが出来ます。これを行っているのはネイティブキャンプだけです。

    • 予約不要!!

通常のオンライン英会話では、授業を予約する必要がありますが、このNativeCamp(ネイティブキャンプでは常に講師が待機しているため、予約をする必要がありません。なので、スケジュール調整なしで、空いた時間にレッスンを受けることが可能です。講師を選択する場合は予約が必要で予約料がかかりますが、指名しない場合は直ぐにレッスンをすることが出来ます。

    • 24時間いつでも受講可能!!

NativeCamp(ネイティブキャンプは、24時間いつでも受講することが可能です。仕事が夜遅くまでかかってしまった時でも深夜に受講することができますし、どうしても無理なときは翌朝、早朝でも受講可能です。また、5分、10分だけなど短時間でもOKなので続けることが出来ます。

この他にもネイティブキャンプの魅力はたくさんありますが、一番のオススメの理由は上の3つです。

NativeCampは、予約をしない限り、色々な講師に学ぶことが可能です。これはかなりありがたいことで、人によって使う英語や発音が違うので、様々な英語になれることが出来ます。

これは少し余談になりますが、私が英語のリスニングのトレーニングで海外ドラマをよく見ていた時期は、ジャック・バウアー(キーファー・サザーランド)の声はよく聞き取れるのに他の人の声は聞き取れないという現象が起こりました。

これは、英語力が安定しないうちは、意外によく起きることで、特定の人の発音は聞き取れるのに他の人の発音は聞き取りづらくなります。

これは色々な発音に慣れることによって解消しますので、色々な講師のレッスンが受けれるNativeCampはその点でも優位性があるといえます。

では、いよいよ最終ステップです。

6.英会話学校に行こう!!

最後はやはり英会話学校に行って、本物のネイティブと話をする必要があります。

いくらオンライン英会話で話せるようになったとしても、実際に外国の方と対面して話すとなると萎縮してしまい上手く話せないということが起こります。

なので、仕上げ段階では英会話学校でネイティブと話すというのは大切です。

ただ、この段階はあくまでも度胸を付けるためなのでずっと通う必要がありません。

英会話学校はあくまでも自分の学習成果を試すための場であって、英会話学校に通ったからと行って英語力が伸びるというものではありません。

また、英会話学校はオンラインの学校とは違って、講師が固定になることが多く、色々な人と話すことが出来ないというデメリットもあるので、自分の英語力の最終チェックの場として活用しましょう。

はっきり言って、1ヶ月だけ通うとかいろいろな学校の無料体験レッスンだけ受けるとかして、数回レッスンを受ければ十分です。

まとめ

さて、英語を話せるようになるための方法をお伝えしてきましたが、これらのことを簡潔にまとめると3時間分の英文を覚えたら英語は話せるようになるということです。

これについては、たくさんの方に協力を頂いて検証を重ねましたので間違いありません。

ただ、学習初期に文法を叩き込んでいることが必須条件なのと、発音のトレーニングをしていないと相手に伝わりにくいということが分かり、上記の方法となりました。

実際、基礎文法を叩き込む短文暗記(1時間分)と長文暗記(2時間分)をすれば、ほとんどの場合、意思疎通において困ることはなくなります(ただ、基礎文法を叩き込む際に包括的な文法の知識がないと、頭のなかで一つ一つの文法がつながらないので英語脳の構築がスムーズにいきません。それでも場面場面に応じたフレーズが出るようにはなりますが)。

後は、英検を受けたい人は英検のテキストを数回読めば面接は問題なくなりますし、通訳ガイドの試験もその分野の単語を押さえれば十分に合格できるレベルになります。もちろん、ビジネス会話も問題なくなります。

なので、辛いかもしれませんが頑張って勉強していきましょう。