映画や海外ドラマを字幕なしで見れるようになりたい

これは英語を勉強しているひとなら、
一度は思うことではないでしょうか?

実は私も海外ドラマを字幕なしで見たくて、
英語の勉強をはじめました。

映画を年間300本近く見たこともありましたし、
あやしい英語教材にも手を出しました。

しかし、全く聞き取れるようになりませんでした。

そんな私も、
いまではごく普通に、
映画や海外ドラマを字幕なしで見れています。

もちろん、全てのセリフを完璧に理解できるわけではない

かもしれないけど、
何も考えず自然と俳優さんの話していることが分かるし、
ストーリーを見失うことなく、日本語で見るのと変わらず楽しめています。

では、なぜ?

映画を年間300本近くみても
英語が聞き取れるようにならなかった青年が
普通に映画を見れるようになったのか?

その”秘密“をこのページで全て公開したいと思います。


なお、このページは「3分でわかる!?世界一分かりやすい「TOEICリスニング勉強法」」と一部重複する部分があります。それは英語を聴き取るということにおいてはTOEICも映画も海外ドラマも何もないからです。しかし、このページではより実践的な映画や海外ドラマに特化したリスニング勉強法になっています。

発音練習

まず最初にすべきことは
「徹底した発音練習」
です。

人間の脳にはクリティカルエイジ(臨界期)といって、
生まれてから個々の器官のパラーメーターを
脳が決定してしまうまでの期間があります。

この時期を過ぎると自動的な学習が難しくなります。

たとえば、
子供の内は外国語環境にいるだけで、
英語を習得することが出来ますが、
大人になるとそれは不可能になります。

そして、語学に関することで言えば、
発音に関するクリティカルエイジが5歳前後、
聴覚に関するクリティカルエイジは10歳前後、
語学全体(無意識による文法を習得等)は13歳前後
になります。

つまり、中学生を過ぎてから語学を学ぼうとすると、
赤ちゃんのようにただ聞くだけと言った学習法で、
結果を出すことは不可能になります。


「私たちは赤ちゃんにはなれない」のです

なので、意識的に勉強をする必要があるのです。

そして、その中で最初にすべきことは、「発音練習」です。

なぜ、発音練習が最初にすべきことかというと、

日本人はクリティカルエイジを過ぎると、
英語を一番近い音(カタカナ)に置き換えて、
理解するようになる
からです。

これをやっている限りは、
一生たっても英語が聞き取れるようになりません。

なので、初期段階ではこの悪癖を取り除き、
新しく英語の音のカテゴリーを、
脳内に作る必要がある
のです。

そして、それを可能にするのが発音練習です。

発音練習のオススメ教材

発音練習のおすすめの教材は、
ネイティブスピーク」です。

TOEICのリスニングの音声はゆっくりはっきりと発音されているので、
日本語に近い音声の発音練習はあまりしなくてもOKでしたが、
映画や海外ドラマとなるとしっかりと発音練習をする必要があります。

なので、現在販売されている発音教材の中で最高峰である
「ネイティブスピーク」を使って発音練習をします。

ネイティブスピークの特徴は最先端のCGを使って、普段は見ることが出来ない口の中の舌の動きを再現しており、
細部まで発音の詳細を知ることが可能です。

※最近はDVD付き書籍で下の動きをアニメーションで再現したものがありますが、ネイティブスピークのクオリティーとは天と地ほどの差があります。

ネイティブが正面から発音している所、
横から発音している所、口の中の舌の動きが、
はっきりと分かるので短期間で発音の習得が可能です。

また、「Scott Perry Tongue Position」という
口の中の番号を意識して発音することによって、
誰でも発音を正確にすることが出来る
ようになります。

ここまで丁寧に作り込まれている発音教材は、
現在のところ「ネイティブスピーク」だけです。

この教材と1ヶ月間真剣に向き合えば、
必ず英語は聞こえるようになります。

映画や海外ドラマ特有の語彙を覚える

映画や海外ドラマが理解できないのは、
その特有の語彙によることが多いです。

例えば、

Let’s try a new place for our next vacation. Dooley’s Dude Ranch is so old hat.

という英文のold hatという語句の意味がすぐに分かるでしょうか?

もちろん、リーディングの時間なら文字があるので、
new placeに対になる言葉として使われているので、
時代遅れと意味を出すことは難しくありません。

しかし、リスニングはずっと音声が流れているので、
立ち止まって考えることが出来ないため、
すぐに意味がとれないと置いて行かれます。

Caron is considered the salt of the earth. She volunteers for any job.

このthe salt of the earthも文脈から推測することが可能です。

意味は立派・賞賛されうるです。

ただ、これもリーディングとして考えた場合です。

このような語句の他に改編以降TOEICにも導入された、
want toがwannaとなったりするなどの砕けた表現を、
知っているかどうかが映画や海外ドラマのリスニングが
できるようになるかの大きなパートを占めています。

映画や海外ドラマの語彙を身に付ける方法

映画や海外ドラマの語彙を身に付ける方法は大きく分けて2つあります。

書籍で覚える方法

最近では、映画や海外ドラマでよく使われる
イディオムやスラングをまとめている本が数多く出版されています。

主なものに「語源でなっとく最頻出イディオム(日常生活でよく使われる表現編)
語源でなっとく最頻出イディオム(映画・文学編)」「英語でネイティブみたいな会話がしたい!」などがあります。

これらを読むことによって、
映画や海外ドラマ特有の語彙を覚える事が出来ます。

しかし、

実際の映画やドラマではこの内の幾つかが出ると言う具合なので、
この方法はあまり効率がいい方法ではありません。

もちろん、知識として知っておいて損はありません。

英語字幕で分からないものをその都度調べる

一番いい方法は映画や海外ドラマを英語字幕や字幕無しで見ながら、
その都度分からない単語やフレーズを調べる方法です。

映画監督や海外ドラマの脚本家などの使う語彙はある程度決まっているので、
映画なら3~5個の作品、ドラマなら半シーズン(12話ぐらい)こなすと、
その脚本家の作品を見るのに必要な語彙を獲得することが出来ます。

人気の映画はスクリーンプレイやシナリオ集が出ているので、
それらを使うことによって時間を大幅に短縮することが出来ます。

スクリーンプレイやシナリオ集がないものは、
英語字幕をもとに分からないものを調べて、
情報カード」の表にセリフ、裏に調べた意味を書いて
空いた時間にコツコツと覚えましょう。

英語字幕の無い映画やドラマの場合は、
「作品名+subtitles」で検索して見ましょう。

そうすると字幕を配布しているサイトや
字幕を紹介しているサイトがあるので、
そこで字幕を手に入れましょう。

そして、字幕を見ながらExcelなどに、
分からないセリフをコピーして意味を調べて入力し、
プリントアウトして暗記するようにしましょう。

一見地味な作業ですが、これがかなり効きます。

私は「ブレイキング・バッド」をこの方法でやりましたが、
2シーズン目の途中からは字幕無しで見れるようになっていました。

正確には所々わからないところもまだありましたが、
作品の面白さも手伝って字幕無しで楽しめました。

医療系などの専門色の強いドラマを除いて、
ほとんどの海外ドラマは1シーズンこなせば、
あとは大体同じことが繰り返されるので、
字幕無しでも楽しめるようになります。

中毒性の高い作品を選べ

昔は「ユー・ガット・メール」などのラブ・ストーリーや
「フレンズ」などのシットコムが英語の学習にいいと言われていました。

セリフ量や日常会話が習得できるということで奨められていましたが、
はっきり言って、おすすめできるものではありません。

まず、ラブ・ストーリーやシットコムはセリフが文学的で難しいのに加えて、
アメリカ人の文化的背景を知らなければ面白くありません。

私は「フレンズ」に挑戦しましたが、速攻で挫折しました。

そもそも、日本語の映画やドラマでもラブ・ストーリーやコメディを見ない人が、
それらを見たとしても楽しいわけがありません。

日本語でもハマっているジャンルのものを見るのが一番です。

また、英語学習本では毛嫌いされているアクション物ですが、
アクション物は見ているだけでドーパミンが出るので、
ラブ・ストーリーなんかよりよっぽどオススメです。

もちろん、ラブ・ストーリーでもいい作品はいっぱいあります。

ただ、ラブ・ストーリーよりもアクションのほうが学習負荷が少ないので、
遠回りのようでも結果的に効果が出やすい傾向にあります。

もちろん、女性の方はこの限りではありません。

個人的なオススメは以下のものです。

ブレイキング・バッド

一つ目は「ブレイキング・バッド」。

冴えない高校の化学教師が、自身が末期がんに冒されていることを知った後、麻薬王に成り上がっていく物語。多くの映画・海外ドラマ雑誌が「この作品を超えるものは後数十年は出てこない」と評価した海外ドラマの最高傑作。

HOMELAND

二つ目は「HOMELAND ホームランド」。

双極性障害を持つ主人公が、テロリストを防ぐために試行錯誤する物語。『24』の製作陣が作っているので、中毒性が非常に高い。シーズン1全体が導入となっているので、少し退屈だがシーズン2からドンドンと面白くなっていく。シーズン1から3まで一つの物語で、シーズン4・5・6はそれぞれシーズンで一応完結している。

ハウス・オブ・カード 野望の階段

三つ目は「ハウス・オブ・カード 野望の階段 」。

新大統領誕生に沸くワシントン。その立役者フランシス(スペイシー)は、大統領選に尽力した見返りとして国務長官の地位を約束されていたが、新政権発足と共に白紙に戻されてしまう。突然の裏切りに怒り心頭のフランシスは、妻クレア(ライト)の後押しもあり、大統領を失墜させるべく謀略を企てる。総製作費100億円という映画を超える予算で作られている超一級のドラマ。視聴者に話しかける手法は絶品。

ゲーム・オブ・スローンズ

四つ目は、「ゲーム・オブ・スローンズ」。

映画を超える空前のスケールで実現した王国の存亡を懸けた壮絶な闘いを描くアクション・スペクタクル巨編。『ロード・オブ・ザ・リング』をドラマにしたような世界観の物語。製作費が67億円とこちらも桁違い。

ウォーキング・デッド

五つ目は「ウォーキング・デッド」。

ゾンビがはびこるアメリカを舞台に、生存者たちが、安住の地を求めてサバイバルしていく物語。いわゆるゾンビものだが人間ドラマがメイン。脚本がいいので普段ゾンビ物を見ない人でもすんなり入っていける。


この他にも「FARGO」「TRUE DETECTIVE」「キリング/26日間」「CHUCK/チャック」「ダ・ヴィンチ・デーモン」「NIKITA/ニキータ」等々、面白いものはいっぱいあるので自分にあった作品で勉強してほしい。

主人公になりきる

最後に行うことは主人公になりきっって、
シャドウイングをすること
です。

これは分からない単語やフレーズをなくした、
映画や海外ドラマの2周目で行います。

主人公になりきって一緒にセリフを言うことで、
そのフレーズがしっかりと記憶されて、
次に出てきた時に反応しやすくなります。

また、その俳優さんの発音やリズムが身に付いていくので、
その俳優さんの英語なら100%聞き取れるようになります。

まとめ

長々とお伝えしてきましたが、
まとめると以下の方法になります。

  • 発音練習の徹底
  • 語彙やフレーズを覚える。
  • 音読で語彙やフレーズを自分のものにする。

たった、これだけのことです。

発音練習で頭の中に英語の音のカテゴリーを作って、
語彙やフレーズを覚えて、それを血肉化していけば、
必ず映画や海外ドラマを字幕なしで見れるようになります。

それがどのくらいの作品量が必要かは人によりますが、
必ず字幕なしで見れるようになります。

なので、楽しみながら勉強を継続していきましょう。

それでは最後までお読み頂きありがとうございました。