植田一三先生の著書といえば、
難しすぎるレイアウトがダメすぎだけど、
密度がメチャクチャ濃いことで有名です。

前に出ていたTOEICの単語集などは、
英検1級でも受けるのかと思わせるものでした。

そんな植田一三先生のTOEICの総合対策本が、
この「TOEIC(R) LISTENING AND READING TEST 990点突破ガイド」です。

今回は監修ということで実際に書いているのは、
上田敏子さんと田岡千明さんです。

で、実際の中身ですが、
「意外とTOEICに寄せてきたなぁ」
と言うのが率直な感想です。

特にリスニングについては、
かなりTOEICについて研究されているのが分かります。

というかリスニングについては
かなりよく出来ています。

もちろん、PART1の頻出表現集に音声がなかったり、
レイアウトが悪くて答えが直ぐ見えたり、
説明がぶつ切りでコラムの途中が別冊に行ったりと、
相変わらずの植田一三節全開ですが。

しかし、それを差し引いても、
練習問題は上級者レベル問題だらけなので、
非常に密度の濃いトレーニングができたり、
攻略法もしっかりしているなどかなり好印象です。

リーディングは植田先生の著書らしく激ムズです。

まあ、990点突破ガイドということなので難しくて当たり前ですが、
他のTOEICの問題集では見かけない単語や文法事項がかなり多くあります。

ただ、難問ばかりなのに解いていて
楽しいという謎の状態に突入しました。

やっぱり、知らない知識を教えてもらえる
というのは学習の喜びの一つであると再確認しました。

また、文法にしろ語彙・語法にしろ、
曖昧な知識ではダメ」というのを
この本はしっかりと教えてくれます。

ちなみにこの本の語彙・語法問題は「TOEICテスト究極のゼミ 語彙・語法
超上級編
」よりも難しいです。

それでこの本を人にオススメできるかということですが、
はっきり言って、900点以下の方はこの本はいらないです。

もっと効率よくスコアを伸ばすための問題集はいくらでもあります。

しかし、TOEICで900点を超えて普通のTOEIC問題集では
物足りなくなってきたら取り組むというのがいいと思います。

まあ、リスニングに関してはリスニングの
スコアが400点以上の方はやる価値はあります。

色々と書いてきましたが、

はっきり言って、この本は趣味の世界です。

やってみると楽しいですが、
TOEICに役立つかと聞かれれば微妙です。

ただ、990点を狙う人は目を通すのはいいかもしれません。