少し大きな書店に行けば、TOEICの参考書コーナーは平台や棚にずらりと一区画を使って並んでいます。

一方でどのような参考書を使ったらいいのかという悩みを抱えている人も多くいます。

そこで、この記事ではTOEICの参考書の選び方を紹介したいと思います。

TOEIC参考書を選ぶ基準

1.著者が現在もTOEICを受けているかどうか

TOEICと名のつく本はいっぱいありますが、その中にはTOEICとは名ばかりで内容は大学受験の参考書の焼きまわしだったりとTOEICには出ない英文や文法問題のオンパレードということは珍しくありません。

しかも質が悪いことにそういったものに限って著者のプロフィールが立派(東大卒や海外の有名大に客員教授として招かれたりしている)なので、多くの人が手にとってしまい売れているためランキング上位に出てさらに売れるという負の連鎖が起こったりします。

今現在、英語学習の市場でTOEICと名前をつければ売れるので、大学教授や帰国子女などのTOEIC専用の勉強をしなくても満点取れる人にTOEICを受けさせて、TOEIC本を書かせるということが起こっています。

なので、そういったTOEICをまともに研究していないフェイク本に引っかからないようにするために著者が現在もTOEICを受け続けているのかを確認することが大切です。

著者が定期的にTOEICを受けているかはブログやTwitter見れば一目瞭然です。

著者がSNSを一切やっていない場合は、実際に中身を見て確認するしかありません。

その時のポイントは、病気や怪我、犯罪についての内容が含まれていないか(含まれていたらアウトです)、主語がHeやSheになっていないか(再帰代名詞や目的格を問う問題の選択肢としてHeやSheが使われることは合っても主語で使われることはTOEICではない)、主語と動詞の一致の問題があるか(毎回出題される定番問題)などで判断します。

実際は、これ以外にも色々とチェックしますが、最低限これらを抑えておきましょう。

2.解説が適切かどうか

解説が適切かどうかつまり自分にあっているかどうかということも非常に大切です。

信頼できる著者のものであっても解説が自分にあっていなければ、それは使いこなすことが出来ません。

解説が自分にあっているかどうかは適当にページを開いてみて(出来れば中程のページ)、しっかりと理解できるようになっているか見ることが大切です。

特に参考書によっては、文法用語のオンパレードで分かりにくくなっているものや正解以外の選択肢がなぜ間違いなのかが書いていないものが結構ありますので、実際に問題と答えを見てみて納得できるようになっているかを確かめましょう。

また、問題集などは語彙やフレーズなどの解説もしっかりとしているものを使いましょう。学生の頃は分からないものは辞書を使って引くようにと言われた経験があるかもしれませんが、社会人になってからの学習は辞書を引きながらだと非常に非効率になってしまいます。なので、語彙やフレーズの説明もしっかりとされているものを使いましょう。

3.レイアウトがいいかどうか

レイアウトがいいかどうかも参考書を選ぶ上では非常に重要です。

特に自分にとって読みやすいかどうかや文字が見やすいか、やる気が起こるかどうかは重要です。

また、問題集の場合は、見開き完結(見開きの片側が問題でもう片方が答えになっている)や答えが別冊の場合は別冊にも問題が載っていて別冊だけで勉強できるかも非常に重要です。

たかがレイアウトと思われるかもしれませんが、レイアウトによって勉強の効率は大幅に変わります。また、繰り返し勉強することを考えた場合、この少しの差はとてつもなく大きくなります。

英語の参考書で言えば、植田一三先生の本などは内容がいいのにレイアウトが悪い参考書のいい例で、文章の途中で次のページに行ったり、説明の途中でコラムが挟まったりしており、非常に使い勝手が悪くなっています。

なので、レイアウトも気にして参考書を選びましょう。

4.参考書の厚さの確認

薄い参考書と分厚い参考書のどちらがいいのかという質問もよく受けますが、個人的には英文法などの基礎的な知識を身に付ける参考書は分厚いほうがいいと思っています。

英文法などの根本的に理解していないものの説明を薄い参考書でしようとするとかなりの無理が生じます。本来は起承転結があるものの「承」「転」を飛ばして「起」「結」となっている参考書は山のようにありますが、そういった参考書では英語力を付けることは出来ません。

また応用問題が出た時に対応できなくなってしまいます。なので基礎的な知識を身に付ける参考書は説明を省いていないものを使いましょう。

逆に問題集などは薄いほうが成果が上がりやすいことを確認しています。

薄い問題集の場合、試験の語彙や文法などの頻出ポイントを短期間で学習できます。なので、毎日のようにテストの頻出ポイントを繰り返して頭に叩き込むことが可能です。

一方の分厚い問題集の場合は、一つの分野にかける時間が大きいため、繰り返すのには適していないのに加えて、達成感が得られにくく続かいない場合が多くなります。

例えば、「TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問」という参考書がありますが、この本は品詞問題だけでも334問もあります。この本自体は非常に良書ですがさすがにオーバーワークですし、同じ系統の問題ばかりが続くので最後までやる切るのは大変です。

なので、問題集は薄いほうが良いといえます。

5.自分にあった参考書を使う

有名で人気の高い参考書であったとしても自分にあっていなければ、やりきるきることは難しいといえます。

私の場合、「英文解釈教室」は最後までスラスラと読めましたが、「大岩のいちばんはじめ英文法」は途中で挫折してしまいました。本の分かりやすさは「大岩のいちばんはじめ英文法」のほうが断然上で丁寧ですが、私には会いませんでした。

また、TOEICの参考書でも人気の高い「TOEIC(R)テスト リーディング プラチナ講義」は読み切ることが出来ませんでしたが、同じ難易度の「TOEIC L&R テスト 究極のゼミ Part 7」は最後まで読み切ることが出来ました。

このように参考書のレベルや解説の丁寧さ、レイアウトなどは関係なく自分に合わない参考書というのは確実に存在しています。

なので、ファースト・インプレッションで自分には合わないと思ったものが大体合わないので買うことは避けましょう。

まとめ

これまで私の参考書を選ぶ基準を紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか?

弘法筆を選ばずといいますが、TOEICの参考書の場合は何を選ぶかによって短期間でスコアアップが出来るかどうかが大きく変わってきます。

なので、参考書はきちんと選んでいきましょう。

このサイトでもたくさんの参考書を紹介していので是非参考にしてみてください。