1. 英文読解の透視図

    価格 4.0
    使用感 4.5
    効果 4.0
    価格:
    1,512円(税込)
    ページ数:
    236ページ
    対象スコア:
    860点~

    入試英文は子供向けに書かれた文章ではない。「省略」もあれば「倒置」もあり、「挿入」も「強調」も「比較」もある、大人向けの文章なのだ。それをきちんと読むためには、文の構造をしっかり押さえ、そのうえで文を複雑にしていく要素を見きわめるという、当り前の方法こそ、遠回りに見えるが、実は最も近道なのだ。多くの受験生と接しながらこのことを実感してきた私たちが、この道を、最も早く走れる方法を示そう。

    管理人のレビュー

    英文解釈の参考書と言えば、基本的に短文を使って主語や述語動詞の発見という項目からスタートするのが一般的ですが、この本では主語や述語動詞の発見などの基礎的なことは別冊にまとめて、長文を使って難関大学で出題される特に文構造が複雑な英文を読み解くというスタイルになっています。

    取り扱われている内容は省略・倒置・挿入・強調・仮定法・比較などで、多くの人が躓いてしまう読解のポイントを徹底的に潰そうという趣旨で書かれています。なので、基本的な英文解釈の技術を身に付けていないと解説を読んでいても理解が出来ないということが起こって来ます。

    本書の構成は、課題の長文があり、それ長文を読むにあたって必要な知識をみにつけるための練習問題、長文の解説という流れになっています。長文の解説は一文ごとに丁寧にされています。

    この本は取り扱われている内容の性質(一般的に特殊構文と呼ばれるもの)から難しいとされがちですが、語注の充実やレイアウトの良さなどの学習のしやすさも相まって、難易度の割にサクサクと学習が進みます。

    よく「ポレポレ」や「英文解釈教室」よりも難しいとの意見も聞きますが、全くそんなことはなく、基礎力があるひとなら、短時間で終えることが可能です。

    それで、役に立つかですが、その点ははっきり言って微妙としか言いようがありません。なぜなら、この本はあくまでも読解でつまずきやすいポイントだけを抑えた本なので、そういった英文が出ない大学や試験ではほとんど役に立たないからです。

    つまり、この本が役に立つのは、東大や京大、早稲田や慶応、一橋や阪大、一部の医学部受験者等々、かなり限られた人のみとなってしまいます。それ以外の人にも英文解釈能力の向上という意味では大いに意味がありますが、基本的にこの本レベルの難解な英文はそこそこ教養のある雑誌や本を読む予定がなければ必要のないものです。

    もちろん、TOEICなどではこの本レベルの内容が出題されることはありません。TOEICでは最高でも「英文読解入門基本はここだ!改訂版」「魔法の英文読解ノート」レベルまで抑えておけば十分です。

     

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