1. 基礎英文解釈の技術100新装改訂版

    価格 3.5
    使用感 3.0
    効果 3.5
    価格:
    1,458円(税込)
    ページ数:
    228ページ
    対象スコア:
    600点~

    入試基礎レベルの文法を復習しながら、入試英文を読み解くために重要な100のテクニックを集中的に学習。英文の構造をすばやく見抜き、難関大レベルの英文を読み解く力を養成。入試に頻出する複雑な構造の英文をわかりやすい図解で示し、理解をサポート。ポイントを復習できる演習問題100題と詳しい解説で定着を図る。

    管理人のレビュー

    この本は、英文解釈の技術シリーズのちょうど真ん中に当たる本です。

    本のレベルとしては偏差値でいうと50~60(65?)前後となっており、一番汎用性が高いと言えるかもしれまぜん。一部の英文和訳が難しいレベルの大学を除いてここまで終わらせれば取り敢えず、困ることはなくなるという到達点になっています。

    構成は、見開きで例文とその解説、和訳、演習、語注が載っているというこのシリーズお馴染みの構成となっています。

    基礎英文解釈の技術というように「基礎」という文字がタイトルに使われていますが、序盤は基礎レベルですが途中からそこそこ難しくなるので、「基礎」というのには難しいかなという印象を受けました。

    内容は、SVの発見という英文解釈の基礎的な技術から始まり、倒置構文の把握や挿入構文の把握まで100個の技術が紹介されています。ただ、この100個の技術がかなり雑です。

    例えば、最初の「SVの発見」で言えば、「どんな複雑な英文でも、前後の動詞の時制に注目して探せば動詞は容易に見つけることが出来ます。」と説明されて具体例を上げられていますが、その解説も場当たり的で明確性がありません。

    リーディング教本では、「現在形や過去形は必ず述語動詞になる。また、現在形や過去形の助動詞の後ろの動詞も必ず述語動詞になる」と明確に示し、動詞を現在形や過去形と確定するための条件(三単現のsがついているなど)がしっかりと示されています。しかし、この本ではそこら辺が曖昧で、具体例を何個か上げているだけになってしまっています。

    なので、この本をこなすと何となく読めるようにはなりますが、はっきりと自分に英文解釈のためのプロセスが身に付いているような感覚がもてませんでした。

    ただ、このあたりはこの本で力がメキメキついたという人もいるので本の問題というよりも個人の感性に合う合わないの問題かもしれません。

    最後にこの本を「英文読解入門基本はここだ」の後に使うべきかという質問をいただきましたのでそれに答えておくと、個人的にはオススメできません。

    その理由は「基本はここだ」の読解のプロセスとこの本の読解のプロセスがかなり異なっているからです。野球で言うと、ID野球(理論派)の野村克也監督から天才肌(感覚的)の長嶋茂雄監督に代わるぐらいの違いがあります(分からなかったらすみません)。どちらもいいチームを日本一に導いたすごい監督ですが、急に真逆の教え方になってしまうので、混乱してしまいます。

    また、「基本はここだ」とこの本ではレベルが少し離れているので、いきなりこの本に入るのは出来ないことはないですが、途中で挫折する危険性があります。

    なので、「基本はここだ」から入った人は、「魔法の英文読解ノート」⇒「英文読解問題精選」と同じ読解プロセスで徐々にレベルが上っていくルートで勉強することのがオススメです。

    一方、この本の入門編から入った人はこの本と次の無印の技術100に進むと読解のプロセスが変わることなく学習できます。

    最後にまとめると、この本はかなり人を選ぶ参考書だということです。

     

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