TOEICの参考書ってかなり多くてどれを選んだら良いか分からない方も多いと思います。特に初心者の方にとってはどれも良さそうに見えて、悩むものです。

英語力の向上という面ではどの参考書を選んでもしっかりと勉強すれば問題はありません。しかし、TOEICを考えた場合、どの参考書でも良いというわけではありません。

今現在、TOEICは大学受験や就職、昇進、転職など多くの分野で利用されており、一緒のTOEICブームになっており、非常に売れやすいため出版社は、取り敢えず、TOEICの参考書を出すためにTOEICを専門としていない英語力の高い人に参考書を依頼するということが頻繁に行われています。

そういった背景からTOEICの内容とかけ離れた内容のTOEIC対策本が巷の書店で氾濫し、初心者の方が手に取り、スコアが全然上がらないと嘆く結果になっています。

そこで、このページでは、TOEICを10年以上受けており、300冊近いTOEICや英語の参考書を読んできた経験から、初心者が最低限やるべき本当にTOEIC対策に役に立つ参考書をご紹介します。

参考書の算定基準

この記事で紹介する参考書の基準をお伝えします。

この記事では以下の3つ条件をもと参考書を紹介しています。

  • 英語初心者(600点以下)でも取り組めるものであること
  • ゼロから始めて730点以上を目指すために有効な参考書であること
  • 全てをこなしても3ヶ月以内で終えられる分量であること

なので、半年や1年というスパンで800点や900点を目指す際に有効な参考書(本格的な英文解釈の参考書等)や効果は抜群でも初心者がこなすのにはハードルの高い参考書(究極のゼミシリーズ等)は紹介していません。

TOEIC 参考書 初心者にオススメな単語帳

まずは、最初に単語帳からご紹介します。TOEICで出題される単語は大学受験などと違ってビジネス英語を基本としています。なので、基本的な語彙であっても大学受験とは違う意味で出ることが多くあります。

例えば、「book《本》」という単語は「予約」と意味で出ますし、「place《場所》」という単語は「place an order」という形で「注文する」という意味で出題されます。この他にも最新のTESTでは「assume《仮定する》」は「assume responsibility for~について責任を負う」という意味で出題されています。

このように大学受験としての単語の意味ではなく、ビジネス英語としての意味を押さえていないとTOEICの本番では役に立ちません。なので、TOEICの学習は単語をTOEIC用に覚え直すところから始めます。

TOEICの単語帳でオススメなのは以下のものです。

TOEIC L&R TEST でる単特急 金のフレーズ

TOEIC対策で使うべき単語帳は「TOEIC L&R TEST でる単特急 金のフレーズ」です。この本はTOEICの世界において最も有名で最も評価が高い単語帳です。

著者のTEX加藤先生が80回以上の受験経験から本当に出題される単語を抽出し、どのように出題されたかやどういったフレーズで出題されたか等の解説を加えた最高の単語帳です。

選ばれている単語だけでなく、学習者が覚えることも考慮し、すべての単語が7語以内のTOEICフレーズにまとまっていることや、「見出し語⇒日本語⇒英語フレーズ×2」の音声ファイルが付いているなど至れり尽くせりの内容となっています。

TOEICの単語帳は数多く出題されていますが、TOEIC対策にはこの本をやっておけば間違いありません。

この本のやり方については「TOEICのリーディングに必要な英単語を最速で記憶する方法」を参考にしてみてください。

TOEIC 参考書 初心者にオススメな基本文法書

TOEICの学習をするにあたっても、最低限の文法を身に付けていないと解説を読んでも理解できなかったり、頭に入らなかったりと、大きな支障をきたします。なので、ここでは本格的なTOEICの勉強に入る前に読んでおくべき文法書をご紹介します。

成川の「なぜ」がわかる英文法の授業


最初に使う参考書は「成川の「なぜ」がわかる英文法の授業」です。

この本は、「英語の基本の形」「時制」「仮定法」「準動詞(不定詞や動名詞など)」「関係詞」「比較」など英語を学ぶ上で必ず押さえておかないといけない重要項目が懇切丁寧に説明がしてあります。

他の本では丸暗記で済ませているところを深く掘り下げて説明してあるので、一つ一つの項目を納得して理解していくことが出来ます。TOEIC向けの参考書ではありませんが、英文法の基礎を学ぶ上では最も分かりやすい参考書の一つですよ。

この本が厳しいという方は「世界一わかりやすい やりなおし中学英語」を使って中学英語をサラッとおさらいをしてからもう一度読んでみてください。それでもツラいという方は「スタディサプリ」という関正生先生を始めとする人気予備校講師の授業が見放題のサービスがありますので、そちらで文法の基礎を学びましょう。

英文読解入門基本はここだ!

英文読解入門基本はここだ!改訂版」もTOEICを受ける上では必須です。

この本は読解のところで紹介するか迷いましたが、あくまでも基本的な英文の読み方(構造の見抜き方)を紹介していることから文法問題に取り組む前に知っておいたほうが有益だと考えてここで紹介知ることにしました。

内容は英文に出会った時にどのように主語や動詞を決定し、英文の構造に沿って読むのかという頭の使い方を説明している本です。

この本をしっかりとやり切ればTOEICの英文は単語さえ分かれば、一通りの構造が取れるようになります。

TOEIC 参考書 初心者にオススメな文法・語彙問題対策書

さて、ここからは文法・語彙問題の実践対策に入ります。少し参考書が多くなりますが、文法・語彙問題の対策はPart7の読解問題にも生きてきますので、頑張ってこなしていきましょう。

出るとこ集中10日間!TOEICテスト文法編

TOEICの文法・語彙問題の実践対策として、最初にする本は「出るとこ集中10日間!TOEICテスト文法編」です。

この本は、英文法の基礎知識を復習しながら、英文法の知識をTOEICに結びつけて行くのに最適な本です。特に、解説が秀逸で解説のための解説ではなく、TOEICの文法問題を解く時にどのようにプロセスで問題を解けば良いのかが順を追って丁寧に説明がしてあります。

問題数があまり多くないのと、語彙問題を扱っていないという欠点もありますが、それを差し引いても余るぐらい分かりやすくTOEICの文法問題を解説した良書です。

新TOEIC TEST文法特急シリーズ

次にオススメなのは、「新TOEIC TEST文法特急」、「新TOEIC TEST 文法特急2」です。

この2冊はTOEICの本番でよく出る問題を集めた問題集で2冊合わせると248問(118+130)あります。他の問題集に比べて、初心者への配慮があり、難しい文法用語難度を使わずに、解答に至るまでの順序がはっきりと分かるように説明がされています。

少し古い本になるので最新の傾向(butの前置詞としての用法やshopの動詞としての用法等)は押さえられていませんが、TOEICの典型的な問題(主従一致や品詞や動詞の形の問題等)はもれなく押さえているので、今のTOEICでも十二分に通用します。

TOEIC 参考書 初心者にオススメなPART7の対策書

ここからはPART7対策の参考書になります。PART7の対策でやるべきことは解答テクニックを覚えることです。TOEICはとにかく時間のない試験なので、解答テクニックを身に付けていないと時間切れになる可能性が非常に高くなります。なので、次の本でしっかりと解答テクニックを身に付けましょう。

出るとこ集中10日間!TOEIC(R)テスト読解編

PART7の対策でオススメなのは「出るとこ集中10日間!TOEIC(R)テスト読解編」です。

この本は、選択肢のパータン毎にどのように解いていくかが実際に解いていく際の流れに沿って丁寧に説明がしてあります。NOT問題や分位置選択問題、マルチパッセージ問題など時間が掛かる問題も明確に指針が示されているなど非常に好感のもてる一冊です。

TOEIC本番よりも少し英文が短めですが、その分繰り返しに向いていますし、解答を導くための技術が習得しやすいといえます。

TOEIC リーディングの仕上げにオススメな参考書

リーディングの仕上げは以下の本を使って行います。

TOEIC(R)テスト 新形式精選模試 リーディング

リーディングの仕上げとしてオススメな参考書は「TOEICテスト新形式精選模試リーディング」です。

この本は、公式問題集よりも本番に近いという話題が出るぐらいよく出来たリーディング模試です。解答冊子と問題冊子に分かれていますが、解答冊子にも問題が全て載っているので、解答冊子だけでも勉強することが可能です。

解説も詳しく、語注も充実しており、最新傾向をもしっかりと押さえているなどケチのつけようがない完璧な内容になっています。初心者には少し厳しいかもしれませんが、本番と全く同じレベルの問題を予め体験しておくことは非常に重要なので、取り組むことをオススメします。

TOEIC リスニングの基礎を身に付ける参考書

リスニング対策においてまず最初にするべきことは英語が聞き取れる耳を作ることです。臨界期(脳が視覚や聴覚において周りの環境に最適化されるまでの期間:言語の場合は10歳前後)を過ぎた脳は英語を聴いても知っている音(日本人の場合カタカタ)に置き換えて処理するため、英語を聞き取れるようになるには英語の音のカテゴリーを作る必要があります。

英語の音のカテゴリーを脳に作るのには発音練習しかありません。なのでリスニングの学習は発音練習から入ります。

英語耳

リスニングの初期段階で使う参考書は「英語耳改訂・新CD版」です。

正直、時間があれば他にも良い参考書は色々とありますが、初心者が短期間で取り敢えずリスニングが聞こえるようになることや毎日続けられるかどうかを考慮すればこの本が良いです。

この本の特徴は、1周(男性発音と女性発音に分かれており、どちらか一方をこなす場合)約20分強で一通り全ての音を学習できることにあります。これは学習者にとっては非常にありがたいことで、毎日全ての音を繰り返して練習できます。

発音のトレーニングは最低でも1ヶ月は続けないと大きな変化は実感できないので毎日の練習時間が20分に固定できるこの本は非常に貴重です。

ただ、口の形や舌の動かし方など若干分かりづらいところがあるのであくまでもリスニングの初期段階のトレーニング用として使いましょう。

なお、管理人がオススメする発音教材は「TOEICリスニング勉強法~初心者から900点までこの方法でOK~」のページに書いていますのでそちらも参考にしてみてください。

TOEIC 参考書 初心者にオススメなリスニングの対策書

TOEICのリスニング対策で重要なことは音を聞き取れるようにすることと解答テクニックを身に付けることです。TOEICは解答テクニックを使う場合と使わない場合では50点~100点ぐらいは平気で変わってきます。なので、しっかりと解答テクニックを身に付けましょう。

出るとこ集中10日間! TOEIC®テスト リスニング編

解答テクニック本でオススメなのは、「出るとこ集中10日間!TOEICテストリスニング編」という本です。

同じシリーズの本ばかり紹介していますが、このシリーズは本当によく出来ています。こちらのリスニング編もやはり優れており、TOEICのリスニングを解く上で必要な最低限の攻略テクニックがコンパクトに纏まっています。

また、マークシートの使い方など点数を上げるためのちょっとしたコツなども書かれており、初心者が押さえておくポイントはこの本だけでOKといえます。

きちんとした攻略テクニックを学びたい方はレベルは上がりますが、「TOEIC(R) LISTENING AND READING TEST 730点突破ガイド 」をオススメします。この本はリーディングパートはTOEICの傾向とは少し離れていますが、リスニングパートは良く出来ており、攻略テクニックも類書に比べて非常にしっかりとしたものになっています。

TOEIC(R) L&Rテスト 超即効スコアUPテクニック114

リスニングでもう一つやっておきたい本が「TOEIC(R) L&Rテスト 超即効スコアUPテクニック114」です。

この本は総合対策書という位置づけですが、特にリスニングにおいて強い力を発揮します。パート1において、列の写真は「in a row」が正解、森の小道はまっすぐなら「right」曲がっていれば「wind」等のかなり直接的な解答テクニックが載っています。

高得点(800点以上)を狙う場合には当てはまらなかったり、有効ではないテクニックもありますが、730点ぐらいを目指すならこの本の内容は盲目的に信じた方がスコアが上がります。

試験を何度も受けないと分からない正解の勘所をキャッチ・フレーズ的にマスターすることが出来る良書です。

TOEIC 参考書 初心者向けのリスニング仕上げの参考書

さあ、リスニング対策も大詰めです。リスニングの最後の仕上げは以下の本を使って行いましょう。「消去法」や「先読み」など実際の模試を使って解答テクニックがしっかりと身に付いているかを確認しましょう。

TOEICテスト新形式精選模試リスニング


リスニングの仕上げにオススメなのは「TOEICテスト新形式精選模試リスニング」です。

リーディングと同じく、精選模試でリスニングも仕上げになります。TOEIC本番でよく出るフレーズがこれでもかと言うぐらいに詰め込まれていますので、ただ単に問題を解くだけでなく、しっかりと復習をして身に付けましょう。

TOEICで最低限必要なアイテム

ここではTOEICでは最低限必要なアイテムを紹介します。

ステッドラー シャープペンシル 2.0mm

TOEICで絶対に必要なのは「【メール便対応】ステッドラー シャープペンシル 2.0mm 925 20」です。

このシャーペンは2.0mmで普通のシャーペン(0.5mm)の4倍の太さがあります。なので、単純に4倍の速度でマークシートを塗りつぶす事が出来ます。200このマークシートを塗りつぶすと1つ4秒書けると800秒(13分20秒)かかりますが、このシャーペンだと200秒(3分20秒)で塗り終えることが出来ます。つまり、シャーペンを替えるだけで10分もの時間を作り出すことが出来ます。

実際は、リスニングの時間は決まっていたりするのでそこまでの差はありませんが、それでもこのシャーペンを使うことによって5分ぐらいは平気で変わってきます。TOEICは時間があればあるほどスコアが上がることは明確に証明されているのでこのシャーペンを使うだけで50点~100点ぐらいは本気で変わります。

集中力 シータ波による脳活性

勉強をいくらしていても集中出来ていないと勉強していないのと同じです。なので、しっかりと集中出来るように「集中力 シータ波による脳活性ヒーリングCD」を聞きながら勉強しましょう。

このCDは、子供たちが1500ページ近いポケモンの攻略本を丸暗記してしまう時に出ているリラックスした集中状態の脳波に導いてくれるので、勉強したことがドンドンと頭に入っていくようになりますよ。

まとめ

いかがでしたか?今回は「TOEICの初心者の方が最低限やるべき参考書」を紹介しました。TOEICの初心者の方が悩まずに学習していけるように参考書をもう一度見直し、かなり厳選して紹介させて頂きました。

それでも少し多くなってしまったので、出来るものだけでも良いので取り組んでみてください。

ゼロから始めて、大学受験や就活、昇進、転職などで一応の評価を得られる730点以上のスコアを取ることが出来るように考えて参考書を選びましたので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事が皆様のスコア向上の一助になれば幸いです。

それでは、最後までお読み頂きまして、本当にありがとうございました。