TOEICの勉強を始めるにあたって、「参考書が全く読めない、全く頭に入らない」という悩みを持っている人は意外に多くいます。特にマンガや雑誌以外の読書から遠ざかっている人にとっては、比較的分かりやすい簡単な参考書でも読むのは辛いと思います。

そういった人がどうやって勉強をしていくのかについて書いていきたいと思います。

勉強脳の取り戻し方

1.いい加減にするにそして不真面目に

「参考書が全く読めない、全く頭に入らない」という人が毎日のノルマをしっかりと決めて勉強しようとすると脳の中にある扁桃体という部分が「勉強=不快」という回路を構築してしまいます。

一旦、「勉強=不快」という回路が構築されてしまうとこれを壊すのは非常に大変ですし、ますます参考書を読む気が起こらない頭に入らないということという状態になってしまいます。

その為、勉強の最初のうちは脳が勉強に対して「不快」と感じる前に勉強を終了する必要があります。

なので、勉強を始める時は毎日のノルマを決めずに1ページだけ勉強すると1分だけ勉強してやめるといったような「いい加減にそして不真面目に」勉強することが大切です。

最低限、1日一回一瞬でも参考書を1秒でも良いのでめくるといったようなゆるーい意識で勉強を始めることが非常に重要です。

2.ハードルの低い参考書を使う

勉強を始めていく人は、みんなが使っているベストセラー参考書よりも学習のし易い「ハードルの低い参考書」を使うことも重要です。

「ハードルの低い参考書」とは、「大きな文字」「広い行間」「1ページの文字数が少ない」「自分の学力に合った説明がある」という参考書になります。

この中でもとくに「大きな文字」というのは極めて大切です。基本的に脳は同じ内容であっても小さな文字よりも大きな文字の方が認識・処理するのに負荷が低く記憶しやすくなります。実際、単行本が文庫化されて持ち運びに便利だからと買い直して読もうとすると全然頭に入ってこず挫折したというのは多くの人が経験されていることです。

また、自分の学力に合った説明がある」というのも大切です。

多くの方は新しく勉強を始める時にベストセラーになっている参考書をやろうとしますが、それは考えものです。ベストセラーの参考書と言うのは基本的にその試験の標準レベルの人をターゲットにしていることが多く、いきなり手をだすと挫折の原因になります。

これを防ぐためには、新しく勉強をする際は、自分の学力を省みて、比較的すんなり理解できるぐらいの参考書から始めるのがベストです。

3.安易に薄い参考書に手を出さない

最近では薄い参考書がやたらと流行っていますが、勉強の初期段階で薄い参考書に手を出すのは危険です。

薄い参考書というのは要点がコンパクトにまとまっており、短期間で知識を総復習できるというメリットがありますが、勉強の初期段階においては全く向いていません。

その理由は明白で薄い参考書というのは、伝えるべき知識をコンパクトにまとめるためにかなり無理をしており、起承転結を省いて、起と結だけを伝えていたり、知識を伝える上で役に立つ情報を省いていることがほとんどだからです。

大人(中学生以降)になると経験記憶が発達するため、人が何かを覚える時は丸暗記ではなく、関連付けて覚えるほうが得意になってきます。したがって、関連付けられる情報が多いほど理解・記憶がしやすくなります。

例えば、『rob 人 of (代)名詞』「人から「(代)名詞」を奪う」という情報も「rob」はrobe(ローブ)から来ており、文字通り、身ぐるみを剥がすというところから「rob」という単語にの後ろには人が来るという情報を与えられたほうが記憶に入りやすくなります。

最終的に覚える情報は同じ『rob 人 of (代)名詞』「人から「(代)名詞」を奪う」でも関連付けて覚えたほうが理解も記憶も楽になるというのは明白です。しかし、薄い参考書の場合、コンパクトにまとめるためにこれらの情報を排除しているので初心者の方が理解も記憶するのは非常に困難になります。

なので、安易に薄い参考書に手を出さないようにしましょう。

4.完璧に理解できなくても気にしない

多くの人が入門書だからといって最初から完璧に理解しようと取り組みますが、これは間違いです。

入門書であってもその分野に対する基本的なゲシュタルト(個々の情報の関係性によって出来上がる全体像)が構築できていない間は、初歩的な内容であっても完璧に理解出来ないというのは至極当たり前のことなのです。

なので、参考書で理解できない項目が合ったとしても気にする必要は全くありません。

そういった項目は何となくの理解でとどめておいて、ドンドンと読んでいった方が結果的には早く分かるようになります。

ゲシュタルト
ゲシュタルト(Gestalt)とは全体を、部分の寄せ集めとしてでなく、個々の情報の関連性からみる対象の姿。例えば、音楽などを「ド」「レ」「ミ」「ファ」「ソ」「ラ」「シ」といった音の羅列としてみるのではなく、一つの曲例えばベートーヴェンの「運命」やモーツアルトの「アイネクライネナハトムジーク」などとしてみる見方。

5.最初の参考書を何度も繰り返し読もう

勉強の初期において同じ参考書を何度も繰り返し読むというのは非常に大切です。

同じ参考書を読む意味は、その分野に対する基礎的な知識をしっかりと固める(無意識レベルまで落とし込む)こととその分野に対するゲシュタルトを構築すること、そして、その勉強は「自分には出来る」「余裕」「楽しい」という暗示を脳に入れるという意味があります。

ここがいちばん大切で、脳にこれから取り組むもうとしている「勉強=快」という回路を作ることによって、今後の勉強が非常に楽になります。

例えば、子供は『ポケモン=快』という回路が出来上がっているので2000ページ近い細かい字のポケモンの攻略本をいとも簡単に読みこなし覚えてしまいます。これは脳に『ポケモン=快』という回路が出来上がっているから可能なことなのです。

なので、自分にあった何度も繰り返すことが出来る参考書をちょっとづつ増やしながら、躓かずに勉強をしていくことで脳に『勉強=快』の回路を構築して行くことが大切です。

6.3ヶ月ルールに従おう

脳には3ヶ月ルールというものがあります。

3ヶ月ルールとは例えば、タバコなしではドーパミンが出なくなってしまった人も禁煙をはじめて3ヶ月経つと脳からドーパミンが出るようになります。アルコールも同じでアルコールなしではドーパミンが出ない脳の状態になっていたとしても、アルコールをやめてから3ヶ月経つと脳から再びドーパミンが出るようになります。

これと同じで、学生以降、長い間使われなくなった脳領域も刺激を与え始めて3ヶ月経つと不思議と活性化するようになっています。

なので、毎日少しづつでも良いので脳を刺激し続ける(勉強をする)ことが大切です。そうしていると、3ヶ月も経てば、脳が変化して勉強していても苦痛でなくなるとともに理解や記憶がしやすくなっていきます。

まとめ

さて、いかがでしたか?今回は「初心者必見!参考書を読むのがツラい人の為の勉強脳を作る6つの方法」についてご紹介しました。これでもう参考書を読むのはツラいという悩みは解消されます。参考書が読むのがツラいという悩みが解消されたら次は正しい勉強法を学んでさらに学習を加速させていきましょう。正しい勉強法は「世界一分かりやすい「頭が良くなる勉強法」」のページで紹介しています。参考にしていただけたら幸いです。

それでは最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。