いきなりですが、次の問題を解いてください。

1.Ms.Hayward is driving a rental car for a few days, because —— is being repaired at the garage.
(A) her
(B) herself
(C) hers
(D) she

2.The survey results were not particularly surprising to —— the director of research and development or the regional marketing manager.
(A) either
(B) both
(C) neither
(D) each

この問題は「TOEICテスト990点新・全方位文法&語彙」の700点レベル問題に掲載されている初心者と中級者を分別する典型的な問題です。

答えはもちろん、1が(C)hersで2が(A)eitherです。

詳しい説明は省きますが、1は彼女の車が修理中という内容になるので(C)hersが入り、2はthe director of research and development or the regional marketing manager.という文構造と文意が成立する(A)eitherが入ります。

この2つの問題は決して難しい問題ではありません。しかし、TOEICの勉強を始めた多くの方が、1を(D)she、2を(B)bothと解答してしまいます。なぜこのような誤答が起こるのかというと、真面目にきちんとTOEICの勉強をしているからです。

TOEICの文法問題で一番多く出題されるのは品詞問題です。そして、私達が最初に取り組む初心者向けのTOEICの頻出問題集や参考書で「—— is」という問題が出た場合答えはHe/Sheになるため無条件で上で上げた問題でも(D)sheを選んでしまいます。

2の問題も同じで、「both A and B」や「either A or B」、「neither A nor B」という相関語句を覚えさせられ、それらの典型的な問題で練習するため、2の問題のような「research and development」のandという単語に引っ掛けられる結果になってしまいます。

これらのミスをしないようにするにはどうすればいのかというと、引っ掛けのパターンに熟知することと必ず文構造と文意を意識して正解を導き出すようにするということです。

TOEICで出題される引っ掛けのパターンはある程度決まっているので、引っ掛けのパターンを把握してしまえば、ケアレスミスは劇的に減ります。また、文構造がしっかりと見抜ければ、パターンが分からなくても解くことが出来ます。

上記の2の例で言えば、「either A or B」には引っ掛けのパターンがあることを知っていれば、早とちりせずに正しい回答を選ぶことが出来ますし、文構造がしっかりと把握できており、文意がつかめれば、こちらからも正解を選ぶことが出来ます。そして、引っ掛けのパターンと文構造、文意の両方から問題を見ることが出来ればミスはしなくなります。

では、引っ掛けのパターンを知るのにはどうすればいのかというと、自分のスコアよりもレベルの高い難問対策の参考書を使うことです。具体的には「TOEIC L&R TEST 千本ノック! 新形式対策 難問・ひっかけ・トリック問題編」や「TOEIC L&R TEST900点特急パート5&6 」、「新TOEIC TEST 900点特急2」などがあります。

もちろん、これ以外にも例で紹介した「TOEICテスト990点新・全方位文法&語彙」を始め、難易度が高めの本は色々とありますが、上記の3つは一問毎に答えがあるので比較的に取り組みやすいと思います。これらの本は分からなければすぐに答えを見てパターンを把握してくことが大切です。

次に文構造や文意を正確に掴んでいくトレーニングですが、基本的には英文解釈になります。具体的には「英文読解入門基本はここだ!」や「魔法の英文読解ノート」、「英文読解問題精選」などです。こちらはレベルに合わせて使いましょう。

とにかく、文法問題でケアレスミスをなくすためには、引っ掛けのパターンを知ることと文構造、文意を正確につかむことを避けては通れません。逆に言えば、そこさえ押さえて勉強をしていけば、必ずミスなく文法問題で毎回満点を取れるようになります。

なので、頑張って勉強をしていきましょう。