最近のTOEICの出題傾向を見ていると文法よりも語彙(コロケーションや前置詞を含む)に重点が置かれていることが見て取れます。

特に2016年5月の大幅な改変以降、PART5の文法問題の英文の長さは短いものが増えたのに加えて、難しい文法問題は出題されなくなりました。

また、文法問題も出題される項目が以前よりもかなり限定されてきており、品詞、動詞の受動と能動、単数形と複数形、数量詞(everやmuch、all、anyなどを選ぶ問題)等々のかなり偏ったものになってきています。

もちろん、これらの文法知識があればすぐに正解が出せるというものではなく、以前に比べて、文法の知識と英文の意味の両方を考慮しないと正解に辿り着けないように偏移しています。

一方で語彙問題は、語彙のレベルこそ高いものは出なくなりましたが、以前に比べてビジネス英文がより意識されるようになり、基本的な語彙のあまり知られていない意味、assume(引き受ける)、reservation(心配・疑念)、apply(専念する)等々や前置詞の以外な使い方、butの前置詞としての用法など本格的にビジネス英文になってきています。

また、文法問題が40問から30問と大幅に減ったことからも分かるようにTOEICは単純な文法問題から実際のビジネスで使われる英文を想定した文法問題に大幅にシフトしてきています。

では、今後どのように勉強すればいいのでしょうか?

PART5の攻略に置いて最優先すべきは、英文の構造をしっかりと見抜くことが出来る能力(英文解釈力)を付けることが最優先で、次にビジネスで使われる語彙や語法を身に付ける事が必要です。

なぜなら、TOEICのPart5におけるこのような傾向の変化は、ビジネス英文を読みこなす際、英文の構造に沿って誤解なく正しく読むことが出来るかを確認するためのものだからです。

もちろん、英文を誤解なく正しく読むためには、基礎的な文法は絶対に必要になりますので、そちらもしっかりと抑える必要があります。

なので、大まかな基本方針としては細かい文法にこだわるよりも中学英語から高校基礎程度までの英文法をサラッとおさらいした後、英文の構造をしっかりと把握するため文法を学ぶということになります。

中学文法は「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。」を一冊こなせばTOEICとしては十分に対応が可能ですし、高校基礎は「成川の「なぜ」がわかる英文法の授業」をやればTOEIC対策の文法としては必要最低限はマスターできます。

英文の構造をしっかりと把握するための基礎を固める参考書としては「英文読解入門基本はここだ!」がオススメです。この参考書はTOEICのスコアに直結はしませんがジワリジワリと効いてきて最終的にスコアに大きな影響を与えます。

基礎的な文法知識をTOEICように変換するのには、「出るとこ集中10日間!TOEICテスト文法編」がオススメです。この本は基礎的な文法をおさらいしながらTOEIC特有の問題の仕組みを知ることが出来ます。

TOEIC特有の問題の仕組みを知った後は、「TOEIC(R)TEST必ず☆でる文法スピードマスター」を使って頻出問題を抑えていきます。こちらは間違いの選択肢を再利用してもう一度問題として出題することで一つ一つの知識がしっかりと身に付くようになっています。

基本的にここまで学習すればTOEICのPART5は、一部の語彙・語法問題を除いて解けない問題はほぼなくなります。

残りの語彙・語法問題は、「千本ノックシリーズ」や「特急シリーズ」などの最新刊を使って最新のものを抑えるのが効率がいい勉強法になります。

以上、簡単ですが、初心者のためのTOEIC Part5の最新傾向と参考書まとめになります。

TOEICのPart5を勉強する時のポイントは必ず文の構造を考えることにあります。ですので、どの問題を解く時も必ず文の構造を意識して学習しましょう。

そうすれば、必ずPART5は満点が取れるようになりますし、相対的にPART6やPART7の問題もスラスラと解けるようになります。

それでは、最後までお読みいただきましてありがとうございました。