1. [新版]ルールとパターンの英文解釈

    価格 3.5
    使用感 3.5
    効果 5.0
    価格:
    2,160円(税込)
    ページ数:
    394ページ
    対象スコア:
    800点~
    同名の「ラジオ講座」の放送原稿を書籍化し、『英文解釈教室』の質の高さと『ビジュアル英文解釈』のわかりやすさを兼ね備えて読解参考書としてベストセラーとなったあの名著が、この春「新版」として研究社から復活。「13のルール」と基本的な英文型「9パターン」を提示して、反復練習によって構文の知識を頭にたたき込み、英語が無理なく自然に読めるように構成。旧版からすべて組み直して、レイアウトなどを読みやすく変更した。

    管理人のレビュー

    この本は英文解釈教室やビジュアル英文読解などで有名な伊藤和夫先生のラジオ講座をベースにした著書の復刻新板です。

    基本的な構成としては100語~200語ほどの短めな英文を通して、英語を読むために必要な13ルール(前置詞の付いた名詞は文の主語・動詞の目的語になることが出来ない等)と基本的な英文型9パターン(SV[SV]等)を紹介するというものになっています。

    英文解釈としては基礎的なことから始まっていますが、文法用語がふんだんに使われていることや1ページごとの情報量の多さからみるに、英文法の学習が完成した人が手にする参考書と言え、基礎が身に付いていない人が学習するのにはハードルが高いと言えます。

    一方で、英文法の学習が終えた人が英文解釈を学ぶ場合、新しい英文を学習する時に同じルールやパターンが適用される際、前のページで学習した英文が何度もスパイラル的に登場するため、ドンドンと知識が強化されていくような感覚があり、かなりの好感が持てると思います。

    ラジオ講座をベースにしているだけ合って、伊藤和夫先生の著書としてはかなり読みやすく説明も驚くほど詳しいと言えます(100語ほどの英文にぎっしりの文字で7~8ページの詳細な説明があります)。

    ただ、一つ残念なのは相も変わらず、レイアウトがあまり良くないことです。

    この参考書も他の伊藤先生の著者と同じく、ターゲットとなる英文を学習する時にその英文の最初の数語だけを抜き出すスタイルになっていますが、これはやはり使いづらいと言えます。この参考書は長文はなく、100語~200語ほどの短文ですが、それでもページを何度も捲り返さなければいけないという使いづらさを感じました。

    また、文の全体訳が別冊になっていますが、こちらも英文を学ぶ毎に載せてくれるほうが学習はしやすくなると思います。

    伊藤先生の著書は新板がドンドンと出ていますが、どれも文字間隔やフォントを調整しているだけで基本的には出版当時のレイアウトのままなので、学習のしやすさは殆ど変わっていないのは残念です。

    まあ、そうはいっても重厚な伊藤先生の紙上講義が受けられるのは管理人としては無上の喜びと言えます。

    さて、この参考書が現在の英語学習者に必要かどうかですが、正直な所微妙と言えます。その理由はやはりレイアウトです。

    今現在、「魔法の英文読解ノート」や「英文読解問題精選」などの内容もレイアウトも優れている参考書が出ているので、英文解釈の参考書として、あえてこの参考書をオススメすることはないです。

    それでも「英文解釈教室」の足掛かり的な使い方や英文解釈知識の総まとめとしては使えますし、英文解釈についてかなり基礎を固める上では量も多く最適と言えます。なので、時間がある方は取り組んでみてください。
     

    [新版]ルールとパターンの英文解釈の購入はこちら