「総合英語FACTBOOKこれからの英文法」が一般販売が開始した。ネットではまだ販売されていない(高額の出品はあるが定価はない)ので、リアル書店で手に入れてきました。

大西先生の代表作といえば、「一億人の英文法」なのでそちらとの違いを述べながら「総合英語FACTBOOKこれからの英文法(以下「FACTBOOK」)」のレビューをしていきたいと思います。

まず、FACTBOOKは533ページで一億人の英文法は682ページ、一億人の英文法には索引がないことから約180ページほど一億人の英文法の方が多いことになります。なので、どちらがより詳しい方といえば間違いなく一億人の英文法ということになります。

実際、細かな表現や例外事項などは省かれており、あくまでも高校英語の範囲での説明になっています。これはFACTBOOKは元々、学校専用として発売されていたことに起因すると思われます。

これに関連してFACTBOOKは多くの学校向けの総合英語の参考書と同じく動詞の型から入り助動詞や準動詞に入っていくという順序になっています(一億人の英文法は動詞の型のあとに品詞に進んでいく)。

また、こちらも学校専用の影響かどうかは分からないですが、FACTBOOKは大西先生の著書の中でも極めて堅めの説明になっています(一億人の英文法は喋り口調)。

内容的には、多少の変化(FACTBOOKではWILLは「見通す」、一億人の英文法では「意志力」・・・等々)はあるものの大体同じになっています。

ただ、FACTBOOKは学校英語に準拠しているため、例外を省きすぎている傾向があります。

例えば、FACTBOOKでは状態動詞は進行形にならないと書いていますが、一億人の英文法では状態動詞でも躍動感を感じられる場合は進行形になると節目になっています。このほか細かなところで例外が省かれています。

なので、「一億人の英文法」のほうがおすすです。

ただ、個人的には「一億人の英文法」よりも「表現英文法」がおすすめです。こちらはイメージと論理のバランスがよく、また細かな例外もしっかりと取り扱っています。

また、使われている例文も映画のワンシーン、小説や新聞記事の一節、スポーツ実況中継の一部等々、古今東西の名文が使われているので実用的な英文法を学ぶことができます。