ここからはTOEICとは直接は関係ないですが、TOEICの学習に役に立つ参考書+αを紹介していきます。

文法の疑問はこれで解決!!

まず最初は、TOEICの学習において分からない文法に出会った時に参照するための文法書としてオススメする「表現英文法 増補改訂第2版」です。

この参考書は、人が世界を語るために言語が存在するという表現者の立場に立った文法書で、分からないことがあったときに引く文法書(参照するための書籍)ではなく、分からないことがあった時にその文法項目に流れる考え方を理解するための文法書(理解するための書物)になっています。

英文法の説明の仕方は、最新の認知言語学を基礎としたレキシカルグラマー(語彙の中心的概念(コア)をもとに文法を説明する新しい英文法)を使ってされています。

例えば、HAVEという語彙の場合、その中心的概念(コア)を【何かを自分の領域に持つ】と捉えます。

その上で、通常の現在形のHAVEの場合、『I have a pen.(ペンを自分の領域に持っている→私はペンを持っている)』、使役動詞のHAVEの場合、『I’ll have him do it.(彼がそれをするということを自分の領域に持つ→彼にそれをさせます。)』と捉えます。

さらに現在完了のHAVEの場合は『I have just read it.(ちょうど読み終わったという状態を自分の領域に(今現在)持つ→ちょうどそれを読み終わった)』、HAVE TO構文の場合は『We have to acknowledge that ~(私たちは〔that以下〕を以下を認めるということ自分(私達)の領域に持つ→私たちは〔that以下〕を認めざるを得ない)』のようにすべてのHAVEに関係する文法項目を説明しています。

はっきり言って、すべての英文法の項目が有機的に繋がっていく様は壮観です。

TOEICの学習者には、この本を分からない文法項目があったときの参照するための文法書としておすすめしますが、時間がある方はぜひ一度通読してみてください。

諸刃の剣だがハマれば大きな力になる参考書(リーディング400点は必須)

次に紹介するのは、ある程度のハイスコアが取れているのに、そこからスコアがどうしても伸びなくなった人にオススメな参考書「英語リーディング教本」です。


この本は英文解釈の更に上を行く品詞分解というありえないほど英文を細かく分けて、英文に解釈における一切の感覚を排除し、徹底的に緻密に英文を読もうとする本です。

その英文の読解方法は極めて厳格で、単語一つ一つが果たす役割英文での役割はもちろんのこと、その単語は何用法でどの単語を修飾して、その用法の目的は何かなどを英文のすべての単語にしていきます。

実際、この本の方法を試すと、これまでいかに自分が英文を適当に読んでいたかが丸裸になります。そして、驚くほど英文の構造が見えるようになります。この本をしっかりこなせば、TOEICの英文だけでなく、殆どの英文は語彙さえ分かれば読めるようになります。

ものすごく癖の強い本なので、合わない人はとことん合わないです。著者も本の中で分かる人にだけ分かればいいとはっきりと書いています。ただ、ハマった時はものすごい力を発揮する本です。

ちなみに、サブタイトルに「基礎からわかる」とついていますが、基礎から分かるということは絶対ありません。

最低でもリーディング400点はないと全く歯が立たない参考書です。

また、この本はあくまでもスコアが停滞した時用の起爆剤的な参考書なので、ほとんどの人(TOEICを満点を目指す人でも)には必要ありません。

ただ、スコアが伸びなくなった時にこういう参考書があるということを押さえておきましょう。

英文法に対する考え方が書かれた名著

次に紹介するのは、「英文法をこわす―感覚による再構築」という本です。

大西泰斗先生といえば、「一億人の英文法」が有名だが、個人的にはこちらの本のほうが好きです。

この本は「一億人の英文法」の元となった著者の英文法にたいする考え方が示されている名著。

著者のこれまでの本はイメージやイラストをふんだんに使った感覚的に文法を理解させようとするものだったが、この本では、その背景がしっかりと描かれている。

本のテーマは既存の学校文法に対する問題提議だが、著者の集大成とも言える「一億人の英文法」のエッセンスが組み込まれている。むしろ、時制に対する考え方はなどはこちらの説明のほうがしっくりと来るほどである。

残念ながら、TOEICの即戦力というわけではないが、是非とも読んでいただきたい一冊です。

最後に・・・

このサイトの最初のページで「TOEICは去年の改変だけでなく、より実践的なビジネスでのコミュニケーション能力を測定するテストにしようと、年々難しくなっている」と書きました。

これはまぐれもない事実で、「1日10分」とか「1日30分」といった勉強時間では対処不可能な試験になったということを意味します。

書店では毎日短時間の勉強でスコアがアップできるというような本が大量にありますが、絶対に毎日10分~30分の短時間の勉強でスコアが上がるということは絶対にありません。

効率の良い勉強法と言うのは確かに存在しますしこのサイトでも紹介していきました。

それでもある程度の量をこなすことによって初めての効果を発揮します。

究極的なことを言えば、TOEICのスコアは毎日の勉強量と比例するといえます。

なので、辛いかもしれませんが、頑張って勉強をしていきましょう。

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

GOOD LUCK