では、ここからはTOEICの具体的な勉強法を書きたい思います。その中でも一番初めに取り組むべきなのが英単語の勉強です。

語学の学習は、「単語に始まり、単語に終わる」と言われるぐらいで、単語の習得は言語学習においてもっとも重要なことです。これは、TOEICでも例外でもありません。

TOEICにおいて単語は最大の武器です。

そうは言っても単語を暗記するのは苦手という方も多いと思います。

しかし、安心してください。このページでは、記憶力や暗記力に関係なくTOEICのリーディングに必要な英単語を最速で覚えられる方法を紹介します。

TOEICに必要な英単語を最速で記憶する方法

TOEICに必要な英単語を最速で記憶する方法は、何も難しいものでありません。

“忘れる暇を与えずに生活の記憶として単語を頭に入れてしまう”だけです。

大切なことは、一回一回の単語の学習の質を求めないということです。一回一回、単語のスペルを書いたり、類義語や対義語に気を配ったり、例文を読み込んだりせず、単語と意味を確認したら、次の単語にドンドンと移っていった数をこなすということです。

特に学習の初期段階では、単語を全く知らない状態からどこかで見たことがある状態にすることを最優先させます。

単語がどこかで見たことがある状態になった後は、その単語が脳にとって重要だと認識させる作業をして、記憶に深く定着させていきます。

具体的には、一冊の単語帳全体の単語と意味を一気に確認することを繰り返した後、例文や長文を使って、実際に記憶(同じ単語に違う刺激が加わるため脳が重要だと認識して記憶される)に移していく方法が最速だということです。

ただ、実践形式の長文を使った学習は、文法や英文解釈の学習をある程度終えた後でやらないと効果が出ないばかりかマイナスになってしまいます。

なので、まずは単語帳で基本単語を覚えた後、文法や英文解釈の学習をある程度終えてから、実践形式の長文を使った学習でしっかりと定着をさせるということを行いましょう。

TOEIC語彙のオススメ参考書はこれ

TOEICの単語を覚えるたの参考書として、オススメものは以下の2つになります。

TOEIC(R) L&Rテスト 基本単語帳

TOEICの英単語学習で使う参考書は、「TOEIC(R) L&Rテスト 基本単語帳」です。

「TOEIC(R) L&Rテスト 基本単語帳」は、7人の講師が2013年からTOEICを受け続けた生のデータと公式問題集や韓国のYBM社(韓国で最も有名なTOEIC対策専門学校)の既出問題集を基に単語が選ばれています。

さらに、PART1の頻出単語やレベル別の言い換え表現、イベント・場所・部署・職業ほか重要表現等々、至れり尽くせりの内容となっています。

音声も豊富で、

フォルダー1 見出し語 英語のみ 約55分
フォルダー2 例文 英語のみ 約57分
フォルダー3 例文 英語のみ10 回連続再生 約9.5時間
フォルダー4 例文の英→日 約114分
フォルダー5 例文の日→英 約113分
フォルダー6 例文の日→英(日本語と英語の間に瞬間英作文用のポーズ) 約3.1時間
フォルダー7 見出し語の英→日 約113分
フォルダー8 見出し語の日→英 約113分

と言ったような22時間にもおよぶ桁外れの音声素材がついています。

また、左ページが「日→英」の穴埋め問題、右ページが単語と意味、TOEICでの出題ポイントなど非常にシンプルで使いやすい構成になっています。

はっきり言って、今現在、発売されている単語帳の中では頭一つ飛び抜けていると言っても過言ではありません。

TOEIC(R) L&Rテスト 基本単語帳の使い方

TOEIC(R) L&Rテスト 基本単語帳の使い方はとっても簡単です。

まず、最初の2週間は、スマフォやウォークマンのスピードコントロール機能を使って、音声(見出し語の英→日)を倍速(出来る方は、アプリで3倍速や4倍速などにしてもOK)にして、右ページの単語と意味を目で追いながら、一日に1周をする。ただこれだけで、覚えようとする必要は全くありません。

見出し語の英→日の音声は113分なので倍速にすると約56分ほどなので細切れの時間(待ち時間や通勤通学)などの時間を使うと十分に一日1周することは可能だと思います。

最初の2週間で大切なことは、前述したとおり、単語帳の単語を全く見たことのない状態からどこかで見たことがあるという状態にすることです。

そして、2週間目からは音声(見出し語の英→日)で一日1周をするのを続けながら、左ページの穴埋め問題を解いていきます。解くと言っても分からないものはすぐに右ページの答えを見て確認して、数をこなすようにします。最低でも一日250個~300個ほどこなしましょう。

高速で毎日大量にチェックを繰り返している内に覚えようとする意思がなくてもしっかりと単語を定着させることが出来ます。

実際、このプロセスをしっかりとやり込めば、1ヶ月半もすればほとんどの単語が頭に入ります。


基本的にこの単語帳をしっかりとやればTOEICの単語はOKと言えますが、さらに記憶に定着させ、スコアを伸ばすためには以下の参考書を使うことをオススメします。

ただ、以下の参考書は最低でも文法の学習が終えてから使うようにしましょう。

TOEIC(R) L&Rテスト 本番そのまま プラチナボキャブラリー

TOEIC(R)L&Rテスト 本番そのまま プラチナボキャブラリー

文法の学習が終わった後に使うのは、「TOEIC® L&Rテスト 本番そのまま プラチナボキャブラリー」です。

この本は本番形式の実際にテストで出題される形式で単語を覚えていくことが出来る単語帳となっています。ただ、その反面、文法などの知識が必要となりますので、いきなり取り組むのは難しいと言えます。なので、基本的な文法の学習が終わってから使うようにしましょう。

この本で特に使うべきところは、PART1とPART6・7の長文、最後のプラチナ難単語のところです。

それ以外のPARTは上記の単語帳で十分にカバーできていますし、抜けている単語も実践問題を解きながら、定着させたほうが効率がいいです(もちろん、1度は見ておくことをオススメしますが、繰り返す必要はありません)。

一方、PART1は単語や表現が特殊なので、本番形式(写真付き)のこの本で頻出語を一気に確認しておくことはスコアアップに繋がりますし、PART6・7の長文もビジネス英文独自の表現などを抑えておくことは重要です。

なので、この本で力を入れるべきところは、PART1とPART6・7の長文です。もちろん、苦手なパートがある場合はそちらも繰り返すことをオススメします。

そして、この本の一番の目玉は最後のプラチナ難単語です。

プラチナ難単語は最近出始めている難単語を100個、例文とともに紹介されています。これらの単語は最近ではPART7で普通によく見かけるものが多いので、高得点を目指す方は必ず抑えておく必要があります。

なので、この100語は必ず毎日見つめるようにしましょう。ここでも覚えようとする必要はなく、とにかく毎日見るだけでOKです。

TOEIC(R) L&Rテスト 基本単語帳の990点レベルと結構かぶっていますが、このレベルの単語は色々な例文で触れておくことが高得点の鍵になるので、しっかりと毎日見るようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

この記事では単語を記憶力にあまり頼らずに覚える方法を紹介しました。

これまでの単語の学習は、紙に書いたり、音読したりするなど必死に覚えるというようなものでした。しかし、そういった時代は脳科学や認知科学の発達によって終焉を迎えました。

現在、単語の学習として一番効率がいいとされているのは、リラックスして接触回数をとにかく増やすことです。

つまり、一つ一つの単語を必死に覚えようとはせずに、意味と使い方を確認したらドンドンと次の単語に移っていき、なるべく早く単語帳を一周して、何度も繰り返すというのが主流になってきています。

また、一つの単語帳を使うよりも二・三冊の単語帳を使ったほうが刺激が変わるため、記憶に残りやすいということも明らかになっています。

さらに、実践問題の中で単語を覚えるにしても一度単語帳で見た単語(単語帳で覚えられなくても)と全くの新語の場合、明らかに一度単語帳で見た単語の方が記憶に残ることは、様々な研究で証明されています。

よく、自称頭のいい人達が単語は文で覚えろといいますが、それはその人達が一度は単語帳で暗記したということが触媒になって文で単語が定着しただけであって、単語帳のプロセスを飛ばして単語を覚えれるというわけではありません。多くの勉強本ではこの辺の原因と結果がメチャクチャになっていること多いので注意が必要です。

上記の方法は、最新の脳科学に基づいた方法なので、年齢や記憶力に関係なく、どなたでも確実にTOEICの単語を攻略することができますよ。

では次のページからは文法の勉強法になります。

 


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