
核心のイメージがわかる!前置詞キャラ図鑑
価格 | 4.5 |
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使用感 | 4.5 |
効果 | 4.0 |
- 価格:
- 1,296円(税込)
- ページ数:
- 160ページ
- 対象スコア:
- 470点~
英語の前置詞を図解で説明する本は幾つもありますが、キャラクター化までした本はこれだけ。全部で30のキャラたちが、日本人にはいま一つ、つかみきれなかった「前置詞」を、わかりやすく教えてくれます。
管理人のレビュー
スタディサプリや世界一わかりやすいシリーズで同じもの関正生先生の前置詞を扱った参考書です。
本の特徴としては前置詞をキャラークター化しているところです。例えば、「at」は凄腕のダーツのプレイヤー、「by」は好きな人のそばに寄り添う男性、「under」は橋の下に住む河童などなど前置詞のイメージに沿ったキャラクター化がされています。
本の基本的な構成は、キャラクター(前置詞)の簡単な説明があった後にそのキャラクターのコアイメージを想起させるマンガがあり、次に前置詞の詳しい説明、基本的な使用例文があるといった感じです。
全体としての感想は、前置詞自体のコアイメージはキャラクター化のおかげですごくよく分かるのですが、取り扱われている内容は前置詞の基礎の基礎だけのため、前置詞の基礎イメージから広がる意味の展開(「at」で言うと条件理由の「at」、例えば「at any cost」などのどの一点を指すとしてもとい意味で使う「条件のat」等など)についてはほとんど触れられていないのが少し残念です。
前置詞を重点的に掘り下げた参考書というよりも、英文法などの参考書の副読本という感じで前置詞にアレルギーを持っている人に向けた本というのが正しい理解だと思います。
同じ系統の本で言えば、以前紹介した「忍者で覚える前置詞」がありますが、そちらのほうがボリュームもあり、個人的にはオススメです。
ただ、こちらの方が短期間で前置詞のコアイメージを一気に復習できるのと、ハードルが低くて楽しいので前置詞が本当に苦手という人はこちらのほうがいいかもしれません。
どちらにせよ前置詞はコアイメージを一度は押さえておいて、文法問題や英文で出てくるたびに意味や使い方を確認して行くという方法しかノンネイティブである私達が身に付ける方法はないので、こういった本は一回は読んでおきましょう。