
サバイバル英文読解 最短で読める!21のルール
価格 | 5.0 |
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使用感 | 5.0 |
効果 | 4.5 |
- 価格:
- 842円(税込)
- ページ数:
- 213ページ
- 対象スコア:
- 600点~
英字新聞やWeb記事、趣味や資格の長文でも、英語を読むのはハードルが高く、とかく難しいものと思いがち。しかし、英語が書かれる「定石」を知れば、難解な語句や表現の意味を補いながら、あらゆる英文の核心が、一気につかめるようになる!最も大切な部分を瞬時に見抜く法則から、文章が「まとめ」や「具体例」に入るサインと、そのスマートな活用法まで。快速で英語を読みこなしていくポイントを凝縮した、英文読解“虎の巻”。
管理人のレビュー
この本は、大学入試で出題される英文の読解法を文章の定石とテンプレートを紹介した本です。
内容は『主張を見つけるための文章パターン』、『英文の内容を見失わないためのまとめ表現』、「具体例に入る時のSign』、『「言い換え」の活用』、『主張に係る単語レベルでの重要表現』というようになっています。
もう少し具体的にいうと、『否定文の後こそ要注意』『「this + 名詞」で前文を凝縮』『Andはまとめのサイン』などのかなり直接的で分かりやすい英文読解のためのツールが21個紹介されています。
注意点としては、あくまでも読解テクニックを紹介した本なので英文解釈のような英文を一つ一つ正確に読み解いていく方法ではないというところです。
読んでみた感想としては、ロジカルリーディングを誰でも使えるように簡潔にしたという印象を受けました。ただ、書いているのが関先生だけあって、かなり分かりやすくストーンと腑に落ちる丁寧な説明がされているので、安っぽさはないですし、読んでいて楽しいかったです。
なので、ロジカルリーディングなどの本格的な読解法を学ぶ前段階として、この本を読むというのが正しい使い方だと思います。(本格的な読解法は「登木健司難関大英語長文講義の実況中継」がおすすめです)。
また、これまで英文の読解法に触れてこなかった一般的な学習者(社会人)の方もこの本に軽く目を通すだけでも新聞や雑誌の英文が随分と読みやすくなると思います。ちなみにTOEICで出題される英文はこの本に書かれている英文とは根本的に違うので、この本の内容は使えません。
新書で気軽に読めるということもあるので、大学受験や英検などある程度論理的な英文が出題される試験を受けることを考えられている方や新聞や雑誌の英文を今まで以上に理解したいという方にはオススメです。